◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ 3日目(11日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)首位と1打差の3位から出た平田憲聖は1バーディ、1ボギーの「70」で回った。「3つぐらい伸ばしてフィニッシュできたらと思っていた」…
◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ 3日目(11日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)
首位と1打差の3位から出た平田憲聖は1バーディ、1ボギーの「70」で回った。「3つぐらい伸ばしてフィニッシュできたらと思っていた」という目標には届かず、通算9アンダー16位に後退したが、首位に4打差の好位置で最終日を迎える。
この日は最終組から午前10時にスタート。1番は左ラフから4.5mに乗せてパー発進。2番、3番もともにパーオンさせ、6m弱のバーディパットを外してパーが並んだ。初めてスコアが動いたのは、バーディを奪った9番(パー5)。「特に緊張なく、普段通りのラウンドという感じだったけど、最初の方にバーディが獲れていれば。同組の選手がすごく良いゴルフをしていたので、早く自分もバーディが獲りたいとかちょっと変に意識した部分はあった」と振り返る。
予選2日間と比べて強めの風がコースを吹き抜け、グリーンは思うように転がってくれないバミューダ芝。「最初の方はちょっとした(ストロークの)ズレやラインの読みが、昨日とは一筋違ったというのが多かった。風も強くて、チャンスを作ることもすごくタフだった」。4連続バーディで飛び出した2日目と比べ、なかなか波に乗り切れない展開が続いた。
スコアを伸ばせていない焦りは、流れを悪い方向に変えてしまうミスも起きやすい。13番では1打目を左に曲げて3オン2パット。それでも最初のボギーを引きずることなく、以降はスコアを落とさなかったことに「あしたに繋がる」と評価した。
トップとは4打差で迎える最終日。1打差に3人、2打差までに10人がひしめく混戦模様だけに、多くの選手に逆転のチャンスがある。「ビッグスコアを出せたら少しは可能性があると思う。そこを目指して、(63を出した)2日目みたいなゴルフができたら」。最終日は午前8時50分(日本時間13日午前3時50分)にティオフする。(ハワイ州ホノルル/石井操)