◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ 3日目(11日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)通算4アンダー42位から出た松山英樹は4バーディ、1ボギーの「67」で7アンダーまで伸ばしたが、首位との差はスタート前の6打と変わ…

ショット、パットとももどかしさが募る一日

◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ 3日目(11日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)

通算4アンダー42位から出た松山英樹は4バーディ、1ボギーの「67」で7アンダーまで伸ばしたが、首位との差はスタート前の6打と変わらなかった。

ムービングデーの出だし10番はバーディを逃したが、1Wでフェアウェイをとらえ、残り80ydからピン4.5mにつけた。13番はショートサイドの左手前ガードバンカーからピンそばにつけ、「よくパーでしのげた」という。15番でカラーから3パットのボギーを喫するも、16番では4m弱のパーパットを決めた。

我慢の展開から、17番(パー3)で左手前バンカーからカップインさせ、18番(パー5)もガードバンカーからピン2m弱に寄せて連続バーディを奪取。後半の3番は141ydから2打目をベタピンにつけ、ティショットを左に曲げた最終9番(パー5)も2打目を確実にグリーン手前に運び、3打目を寄せてタップイン・バーディで締めくくった。しかし、スコアは3つ伸ばしただけ。「5、6アンダー出せばチャンスが出てくる」と語った前日の思惑通りにはならなかった。

バンカーにつかまる場面が多かった

マウイ島で優勝した前週の開幕戦「ザ・セントリー」からオアフ島に移り、質の異なる風が吹いた。コースも違う。ショットの調子も変化があるのか、フィニッシュで手を離したり、ショット後にうなだれる場面が垣間見られ、予選ラウンドで14/18(77.7%)だったパーオン率はこの日、11/18(61.1%)にとどまった。

2週連続優勝へ、厳しい位置で最終日を迎える。「しっかりいいスコアで回って、いい形で終われるようにしたい」。22年大会はサンデー・バックナインで5打差を追いつき、プレーオフに持ち込んで優勝を飾ったコース。最後まで全力を尽くすつもりだ。 (ハワイ州ホノルル/石井操)