横浜F・マリノスが11日に新体制発表会を実施した。 昨季は公式戦61試合のタイトスケジュールもあり、J1リーグで9位に終わるなど無冠の横浜FM。11日から始動し、直近までイングランド代表のコーチを務めたスティーブ・ホーランド監督のもとで新た…
横浜F・マリノスが11日に新体制発表会を実施した。
昨季は公式戦61試合のタイトスケジュールもあり、J1リーグで9位に終わるなど無冠の横浜FM。11日から始動し、直近までイングランド代表のコーチを務めたスティーブ・ホーランド監督のもとで新たな船出を切った。
今オフは昨季までの主力に退団者が多く、転換期を感じさせるなか、サプライズ加入のDFジェイソン・キニョーネスを含め、4選手が即戦力として加入。レンタルバック組に昇格、新加入も合わせ、10選手が加わった。
今季の横浜FMが掲げた新たなチームスローガンは『Be a Stunner 圧倒的な存在であれ』。スポーツダイレクターの西野努氏は編成方針などを説明だけでなく、「獲得活動中の選手が何人かいる」とさらなる補強を示唆した。
そんな新体制会見会が終わると、ホーランド監督の就任記者会見も実施。「先ほども話したが、ここに来られたのを興奮しているし、楽しみにしてきた」と口にし、「今季はトップに返り咲くように努める」と誓った。
指揮官としての実績こそ乏しい54歳のイングランド人新監督だが、チェルシーでジョゼ・モウリーニョ監督らのもとでコーチも歴任。そうしたトップ・オブ・トップでの経験を横浜FMにどう還元するかも注目どころの1つだ。
そこを問われると、「すごく興味深い質問」と返した上で、「偉大な監督のもとでコーチをし、経験をたくさんさせてもらった。監督としてすべきことは常に頭の中にあったし、このチームにもしっかりと落とし込みたい」と述べた。
チームとしての課題には昨季ワースト4位の62失点を記録した守備を挙げ、「よりゴールを決め、まず失点を減らす」という部分に目を向けていくとも。この日の練習ではチームとして新しい3バックに着手する光景。3年ぶりの覇権奪還へ新たに歩み出した。
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