タナー・スコットを巡るドジャースとメッツの争奪戦の行方は(C)Getty Images パドレスをFAとなっているリリーバー左腕のタナー・スコットを巡り、ドジャースとメッツの間で争奪戦が勃発していると、米メディアが報じている。【動画】MLB…

タナー・スコットを巡るドジャースとメッツの争奪戦の行方は(C)Getty Images

 パドレスをFAとなっているリリーバー左腕のタナー・スコットを巡り、ドジャースとメッツの間で争奪戦が勃発していると、米メディアが報じている。

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 米メディア『FanSided』は「ロサンゼルス・ドジャースは2024年のワールドシリーズを制したかもしれないが、2025年に再びワールドシリーズを制することを視野に入れている。テオカー・ヘルナンデスと再契約し、ブレイク・スネルと契約したことで、その確率は高まった」と記した。

 記事では「ドジャースがワールドシリーズ制覇の最有力候補であることは明らかだが、だからといって、その過程で困難な競争に直面しないとは限らない」とした上で、メッツは2024年のNLCSでドジャースと6試合までもつれ込んだが敗退。リベンジに燃えるメッツは「ドジャースや他の数球団を出し抜いてフアン・ソトを獲得した」と伝えている。

 メッツとドジャースは同じナ・リーグのライバル関係だが、FA選手を巡る争いでも激化。米メディア『The Athletic』のウィル・サモン記者は、メッツがドジャースも獲得に興味を示しているスコットと面談したと報じている。

 同メディアは「スコットは間違いなく市場で最高のリリーバーだ。彼の存在が、ポストシーズンの再戦の結果を左右するかもしれない」と強調。昨季はマーリンズとパドレスで72試合に登板して防御率1.75、11ホールド、22セーブをマークしている。

 スコットは大谷翔平の“天敵”とも呼ばれる存在で、通算の対戦成績で大谷は13打数1安打、7三振と抑え込まれている。昨季の地区シリーズでは4三振を喫しているだけに「野球界最高の打者とも言えるショウヘイ・オオタニと対戦して毎回三振を奪った。それだけでも、スコットはメッツとドジャースにとって非常に貴重な存在だ」と、30歳の左腕を評価している。

 「メッツにとって、スコットほどの投手が加われば、エドウィン・ディアスに左投手が加わり、メジャーリーグでも最高の終盤戦コンビが誕生することになる」としている。一方で、「ドジャースにとって、スコットの加入は、彼らに欠けているクローザーとして機能する」と分析した。

 「ドジャースがスコットを獲得すれば、ドジャースを倒すのはますます難しくなるだろう。不公平に感じるほどだ」とも伝えており、メッツとドジャースによる争奪戦の行方は、ナ・リーグ制覇に大きく関わってくることを予想した。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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