タッカーは昨年12月にアストロズから加入…年俸1750万ドルを主張した 加入1か月も経たずに“決裂”したようだ。MLBは9日(日本時間10日)に年俸調停の権利を持つ選手と所属球団が希望額を提出する期限を迎え、昨年12月にカブスへトレード移籍…

タッカーは昨年12月にアストロズから加入…年俸1750万ドルを主張した

 加入1か月も経たずに“決裂”したようだ。MLBは9日(日本時間10日)に年俸調停の権利を持つ選手と所属球団が希望額を提出する期限を迎え、昨年12月にカブスへトレード移籍したカイル・タッカー外野手は合意に至らず。「恥ずかしい展開」「カブスらしい」などと、米ファンは落胆と憤りを見せている。

 タッカーは2015年のMLBドラフト1巡目(全体5位)でアストロズ入り。2021年、2022年に30本塁打、2023年には29本塁打、112打点、30盗塁でア・リーグのMVP投票で5位、打点王にも輝くなど、5ツール外野手としての地位を確立している。もっとも、2025年オフにFAを迎えるとあり、昨年12月13日(同14日)にトレードすることになった。

 しかし今回の年俸調停で、タッカーは年俸1750万ドル(約27億6000万円)を要求したものの、カブスの打診は1500万ドル(約23億6000万円)。両者の隔たりは250万ドル(約4億円)と大きな開きが生まれた。今後も選手と球団の交渉は可能だが、妥結できなければ公聴会へ進むことになる。

 シカゴに新たに加わったスターと球団の“埋まらぬ差”に米ファンは嘆きの様子。「恥ずべき事」「さっさと払え」「たった250万ドルで」「ジョークだと言ってくれ」「OMG」「Nooooooooooo なんで1750万ドルも払えないんだ」などといった声や、カブス地元メディア「カブス・ゾーン」は「いい始まりではない」と嘆いていた。(Full-Count編集部)