今オフにFAとなったキム・ハソン。(C)Getty Images 名手の周辺に緊張感が漂っている。今オフにパドレスからFAになったキム・ハソンは、いまだ新天地を見いだせずにいる。 2月の春季キャンプが迫っているが、強肩強打の内野手の新たな拠…
今オフにFAとなったキム・ハソン。(C)Getty Images
名手の周辺に緊張感が漂っている。今オフにパドレスからFAになったキム・ハソンは、いまだ新天地を見いだせずにいる。
2月の春季キャンプが迫っているが、強肩強打の内野手の新たな拠点探しが続いている。
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現在29歳のキム・ハソンは今オフに剛腕代理人スコット・ボラス氏と契約。米球界屈指のネゴシエーターとともに高額年俸獲得を目指してパドレスとの4年契約終了に伴う年俸800万ドル(約12億6400万円)の延長オプションも破棄。右肩の手術明けというリスクを抱える中でFAを決めた。
しかし、越年をしても新天地は決まっていない。ドジャースやヤンキースなど移籍に関する「噂」こそ飛び交っているが、正式な合意情報はゼロ。やはり今オフに執行した手術の回復に対する懸念から各球団の動きの鈍さは否めない。
本人の抱える不安は想像に難くない。それを推察する韓国の日刊紙『朝鮮日報』は、「キム・ハソンは800万ドル以上の契約を十分に引き出すことができると見て市場に出たが、怪我のリスクのため市場価値は下落し、新チームを探すのにも時間がかかっている。本人や周辺関係者も不安を募らせているだろう」とした。
いずれにしても、800万ドル以上の複数年契約を得られるかは不透明な情勢だ。すでに内野手の補填が補強ポイントとされていたジャイアンツやヤンキースなどは別の有力選手を獲得。キム・ハソンとの交渉戦線から離れるチームも少なくない。
韓国メディア『OSEN』は、お先真っ暗とも言えるキム・ハソンの現状について「手術前に見せた彼の守備力と打席内での粘り強さは依然として好評を受けていたが、依然として『これだ』という情報はない」と断言。さらに「誰もが巨額契約の締結を予測していたが、今ではその予想すらも難しくなっている」と憂いた。
実力は米球界でも屈指だが、キム・ハソンに手を差し伸べる球団は現れるだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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