パフォーマンスが計算できる遠藤は貴重な存在だ(C)Getty Images リバプールの遠藤航は現地時間1月8日に行われたリーグカップ準決勝トッテナム戦の1stレグの30分からピッチに立った。センターバックとしてスタメンでプレーしていたジャ…

 

パフォーマンスが計算できる遠藤は貴重な存在だ(C)Getty Images

 

 リバプールの遠藤航は現地時間1月8日に行われたリーグカップ準決勝トッテナム戦の1stレグの30分からピッチに立った。センターバックとしてスタメンでプレーしていたジャレル・クアンサーがコンディション不良を訴えたことで、遠藤が同じポジションでスクランブル出場。チームは0-1で敗れ初戦を落としたものの、背番号3は試合終了まで無難にプレーし続け、現地メディアなどから高い評価を受けた。

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 そして、現在のチーム事情を踏まえ、この先でも遠藤が同様のポジションでピッチに立つ可能性が出てきている。リバプールは昨年末、ジョー・ゴメスがハムストリングを痛め現在は戦列を離れており、同じくDFのイブラヒマ・コナテも故障から復帰を果たしたばかり。また、本職のセンターバックであるコナテはトッテナム戦でベンチに入っていたものの、遠藤より後にピッチに送られている。

 ここに来てディフェンス陣の層が不安視される事態となっていることから、遠藤の出場機会について論じる声なども伝えられている。クラブ専門サイト『LIVERPOOL.COM』では、トッテナム戦の試合を振り返りながら、今後のディフェンスの陣容について言及。同メディアでは現状のセンターバックの手薄さを主張するとともに、「ワタル・エンドウは必要に応じて守備で代役を務めることも可能だ。日本代表のエンドウは、リーグカップ準々決勝のサウサンプトン戦でもクワンサとともにディフェンスラインに並んでいた」と指摘。シーズン後半戦でのディフェンダーとしての出場を見込んでいる。

 また、英メディア『90MIN』では、現地時間1月11日のFAカップ3回戦、アクアリントンとのゲームでの遠藤のスタメン出場を予想。トッテナム戦のプレーに触れながら、「日本代表のキャプテンは、アクリントン戦でも同様の役割で起用される可能性がある」として、やはりセンターバックのポジションでのプレーを有力視している。

 緊急事態の中で、その存在が改めてクローズアップされている遠藤。今後、ディフェンダーとしての役割を任せられる機会が増えていくのかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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