JRAは10日、第41回フェアリーS(GIII、芝1600m)の枠順を発表した。京都マイルの新馬戦を逃げ切り完勝したエリカエクスプレスは6枠12番、赤松賞2着のレイユールは4枠8番、百日草特別2着のホウオウガイアは4枠7番から発走する。◆【…

JRAは10日、第41回フェアリーS(GIII、芝1600m)の枠順を発表した。

京都マイルの新馬戦を逃げ切り完勝したエリカエクスプレスは6枠12番、赤松賞2着のレイユールは4枠8番、百日草特別2着のホウオウガイアは4枠7番から発走する。

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■外枠勢が高配当の使者

過去10年、最多2勝を挙げるのが8枠【2.2.0.16】、1枠【2.0.5.12】、7枠【2.0.2.16】。8枠の4連対は最多タイの数字で、16番枠は【0.0.0.9】と全滅だが、15番以下なら【2.2.0.7】連対率36.4%、回収値は単勝441、複勝188をマークする。外枠不利とされる中山マイルだが、このレースにおいてはあまり気にする必要はないかもしれない。

1枠は複勝回収値124で、6年連続好走中。特に1枠1番は【2.0.4.4】勝利率20.0%、複勝率60.0%、回収値は単勝160、複勝195と高値安定だ。2番人気以内は1頭しかいないが、3番人気が5頭いて【2.0.1.2】の成績。3~9番人気が【2.0.5.7】となっており、内枠有利の定説からやや人気に支持される傾向にあるものの、軸候補はもちろん押さえる価値は上がってくる。今年好枠を手にしたのはマイスターヴェルク。

7枠は中団からの差し馬が【2.0.1.4】勝率28.6%、複勝率42.9%、回収値は単勝577、複勝217と一撃が決まる可能性あり。7~8枠は外枠で嫌われやすいためか、回収値が高いのが特徴だ。脚質が定まっていない時期でもあり、上がり上位の脚を使えていた馬には注目しておきたい。ティラトーレは高配当の使者となれるか。

最多タイの4連対をマークするのは2枠の【1.3.0.15】。連対率21.1%、回収値は単勝183、複勝81。11番人気の勝利と、1番人気の2着2回と10番人気の1回。1番人気【0.2.0.8】と不振なレースながらも、唯一好走を果たしている枠である点と2桁人気馬が連対している点から、やはり好枠と言ってよさそう。逃げ・先行馬なら【1.3.0.4】連対率50.0%をマークしており、前に行けるタイプの馬は人気に関わらずマークが必要。アスター賞勝ちのジャルディニエは当時の再現ができれば見どころがありそう。

その他の枠は回収値100を上回っておらず、6枠に関しては【0.0.0.20】、2番人気以内が5頭もいるが全滅している。人気の一角と目されるエリカエクスプレスは、いわゆる“死に枠”に入ってしまった。3~5枠も2番人気以内は【0.0.0.8】、3~9番人気が【3.5.3.19】で、差し馬の好走が目立ち、前走上がり2位以内だった馬なら【1.4.3.6】複勝率57.1%。レイユールとエストゥペンダは、好走チャンスが高まる。

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