スバルとSTIは1月10日、開催中の東京オートサロン会場で2025年モータースポーツ活動計画を発表。2025年シーズンも引き続き、SUBARU WRX S4をベースにした車両でシリーズ参戦する新井敏弘選手のチーム運営サポートを行うことを発表…
スバルとSTIは1月10日、開催中の東京オートサロン会場で2025年モータースポーツ活動計画を発表。2025年シーズンも引き続き、SUBARU WRX S4をベースにした車両でシリーズ参戦する新井敏弘選手のチーム運営サポートを行うことを発表した。
(以下、発表内容)
SUBARU
2025年モータースポーツ活動計画について
SUBARUと同社のモータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナル株式会社 *1 は、2025年のモータースポーツ活動についての概要を発表しました。
■SUPER GTシリーズ
2025年シーズンも引き続きGT300クラスに、SUBARU BRZ GT300で参戦します。
チーム総監督は小澤正弘、チーム運営は「R&D SPORT *2 」が担当し、 R&D SPORT の澤田稔が監督を務めます 。
ドライバーは井口卓人選手と山内英輝選手の2名体制で臨みます。
2025年から導入されるFIA国際規格のロールケージに合わせニューマシンを開発し、開幕戦より参戦します。
エアロコンセプトを一新することで空力性能を向上させ、タイヤパフォーマンスを引き出すセットアップをより進化させた強いSUBARU BRZで、2021年シーズン以来のシーズンチャンピオン獲得を目指します。
■ニュルブルクリンク24時間耐久レース
第53回ニュルブルクリンク24時間耐久レース(ドイツ・プファルツ州アイフェル、6月19日~6月22日のSP4T*3クラスに、SUBARU WRX NBR CHALLENGEで参戦します。
チーム監督は沢田拓也、ドライバーはカルロ・ヴァンダム選手(オランダ)、ティム・シュリック選手(ドイツ)、佐々木孝太選手(日本)、久保凜太郎選手(日本)の4名で臨みます。
2024年SP4Tクラスで初優勝した車両にさらなる改良を加え、SP4Tクラスの二連覇を目指します。
また、今回も全国のSUBARU販売店から選抜された8名の精鋭メカニックがチームに参加し、レースをサポートします。販売店メカニックの海外自動車レースへの参加は1990年より継続して行っており、メカニックの技術力向上によりお客様へカーライフの「安心と愉しさ」をお届けするとともに、SUBARU、STI、販売店、SUBARUグループが一体となり、SUBARUファンに「運転が上手くなるクルマ」を提供していきます。
■全日本ラリー選手権
2025年シーズンも引き続き、SUBARU WRX S4をベースにした車両でシリーズ参戦する新井敏弘選手のチーム運営サポートを行います。FA24型2.4リッター直噴ターボエンジン、スバルグローバルプラットフォームによるベース車の高いポテンシャルを発揮し、シーズンを通してクラス上位入賞を狙います。
また、各競技会場にて、SUBARU販売店から選抜されたメカニックが新井選の競技車両メンテナンスサポートを実施します。
■TOYOTA GAZOO Racing GR 86/BRZ Cup
2025年シーズンも引き続き、TOYOTA GAZOO Racingに協力し大会運営をサポートするとともに、STIがサービスチームを派遣しSUBARU BRZ Cup Car Basic で参戦するユーザーを支援します。
■スーパー耐久シリーズ
2025年シーズンも引き続きも人財育成と次世代商品への技術的なフィードバックを目的として、「Team SDA 4 Engineering」で、スーパー耐久シリーズに参戦します。チーム体制は、SUBARUの社内エンジニアを主として、代表は本井雅人、監督は伊藤奨、ドライバーは井口卓人選手、山内英輝選手と、社員ドライバーの伊藤和広、花沢雅史が挑みます。
参戦車両は、昨シーズンに引き続き「HIGH PERFORMANCEX FUTURE CONCEPT」とし、水平対向ターボエンジン(スポーツユニット)のカーボンニュートラル燃料 の検証 を含めた環境対応と、エンジン出力をはじめとした高性能化の両立を目指しながら、AWD駆動力制御など各種将来技術をレースの現場でさらに磨いていきます。また、SUBARU航空宇宙カンパニーとの社内連携による、航空機部品の廃材を使用した再生カーボンによる機能パーツの採用を拡大していきます。
*1:スバルテクニカインターナショナル株式会社(代表取締役社長:賚 寛海(たもう ひろみ)、東京都三鷹市、略称:STI)
*2:株式会社アールアンドデースポーツ(代表取締役社長:本島伸次、神奈川県平塚市)
*3:排気量2,000cc~2,600ccのターボエンジン搭載車のクラス
*4:スバル ドライビング アカデミー:SUBARUエンジニアの運転スキルと評価能力を高める人財育成の取り組み