J2の北海道コンサドーレ札幌は、FWキングロード・サフォのキャンプでの強烈な一撃をSNSで動画公開した。昨季途中に加入しながら出場はなかった選手が披露したポテンシャルの高さに、ファンの間では瞬く間に驚きの声が広がった。 札幌はすでに202…
J2の北海道コンサドーレ札幌は、FWキングロード・サフォのキャンプでの強烈な一撃をSNSで動画公開した。昨季途中に加入しながら出場はなかった選手が披露したポテンシャルの高さに、ファンの間では瞬く間に驚きの声が広がった。
札幌はすでに2025年シーズンのトレーニングを開始している。背中を押すのは、強い覚悟だ。
クラブ史上最長となる8シーズンもJ1で戦ってきた札幌だが、昨季はついにJ2降格が決定。目指すは1年でのJ1復帰しかありえない。
降格チームの常として、まずは戦力の流出と向き合わなければならなかった。岡村大八がFC町田ゼルビアへと移籍するなど、主力がチームを去ったのは間違いなく大きな痛手だ。
中でもファンにとって寂しいのは、菅大輝の移籍だろう。地元・北海道の出身で、下部組織で育ったアタッカー。強烈な左足での一撃は「菅キャノン」と呼ばれ、ファンを楽しませていた。
その生え抜きはサンフレッチェ広島へと移籍したが、早くも後継者候補が現れた。昨季途中に加入したサフォである。
ガーナ出身だが、ポルトガルでキャリアを重ねてきた。昨年7月末から練習参加した末、札幌の一員となった。
だが、復調気配を見せていたチームで起用の難しさもあったのか、出場機会はゼロ。ベンチに入ることもなく日本での初シーズンを終えていた。
札幌の今季の新加入選手は決して多くないが、いわばサフォは「遅れてきた新戦力」。まだ他チームはその能力すら知らないはずで、「隠し玉」とも言える。
その能力が、早速キャンプで発揮された。クラブのSNSで居残り練習でのシュートの様子が公開されたのだが、その一撃がまさに度肝を抜くレベルなのだ。
ペナルティーエリアの外でボールを受けたサフォは、柔らかいタッチに続いて左足を強振。するとボールは、まさにゴールへと吸い込まれるように飛んでいった。
■「ポテンシャルえぐいど」
この日が誕生日だったというサフォ。そのバースデー弾に、ファンがすぐさま沸き立った。
「キングキャノン!!!!!!」
「キャノン持ってるやん!」
「伸び方えぐすぎる」
「ポテンシャルえぐいど」
「これはロマン溢れてますわ」
「見た目が完全にプレミアリーガー笑笑」
その能力が、リーグ開幕後にも披露されるのか。J2開幕への楽しみが、また増えたようだ。