【カラバオカップ】トッテナム 1-0 リヴァプール(日本時間1月9日/トッテナム・ホットスパー・スタジアム)【映像】遠藤航が「神クリア」の瞬間 急遽で途中出場したCBで、リヴァプールの遠藤航が大仕事をやってのけた。クロスに対してトッテナムの…

【カラバオカップ】トッテナム 1-0 リヴァプール(日本時間1月9日/トッテナム・ホットスパー・スタジアム)

【映像】遠藤航が「神クリア」の瞬間

 急遽で途中出場したCBで、リヴァプールの遠藤航が大仕事をやってのけた。クロスに対してトッテナムのFWドミニク・ソランケがゴール前へ勢いよく飛び込んできた中、ギリギリのところでクリア。的確なポジショニングと競り合いの強さを感じさせる好守を、ファンたちも称賛している。

 カラバオカップ準決勝ファーストレグで、リヴァプールはトッテナムと対戦。ベンチスタートだった遠藤は、DFジャレル・クアンサーの負傷を受けて、本職ではないCBでピッチに送り出された。

 そんな中でビッグプレーだったのが、70分のワンシーンだ。リヴァプールはトッテナムに左サイドの深い位置への進入を許し、DFペドロ・ポロに鋭いクロスを蹴り込まれた。ここでシュートを狙っていたのが、ソランケだ。後ろから飛び込むような形でヘディングシュートを打とうと一気に迫った。

 しかし、遠藤が危機察知を働かせていた。素早くゴール前に戻り危険なスペースを埋めてソランケの前に入り、先に頭で触ってクリアしたのだ。187cmのソランケに対し、遠藤は178cm。身長差の9cmは決して小さくないディスアドバンテージだったが、それを感じさせない力強い守備でチームをピンチから救ってみせた。

 自陣ボックス内での“神クリア”とも言える対応に、ファンたちもSNS上で反応。「今の遠藤か?えぐいクリア」「遠藤今のクリアも素晴らしいな」「遠藤ナイス!!マジで危なかった」「遠藤えぐい」「遠藤いいじゃん」など称賛の声が相次いだ。

 遠藤は80分以降に本職のMFに回り、とりわけ守備面で安定したプレーを披露。地元メディアの『LIVERPOOL ECHO』は、選手採点でチーム2位タイの「7」を付け、「CBでの早い投入は予想外だったが、自信を持ってプレー。良いポジショニングだった」と称賛した。また同じく現地メディアの『This Is Anfield』もチームトップタイの採点「8」を付け、「今シーズンで2度目のCB出場となったが、彼にとっては馴染んだポジションだ。後半に中盤に移るまで、彼がそこにいることに疑問を抱かなかったことは、彼への最高の賛辞と言えるだろう」と、こちらも高い評価を与えた。

 ただ、リヴァプールは86分にMFルーカス・ベリヴァルに決勝ゴールを奪われ0-1で惜敗。日本時間2月7日の準決勝セカンドレグでは、ホームでのリベンジを狙う。

(ABEMA de DAZN/カラバオカップ)