NTTジャパンラグビー リーグワン 2024-25ディビジョン2 第3節2025年1月11日(土)14:30 東大阪市花園ラグビー場 (大阪府)花園近鉄ライナーズ vs レッドハリケーンズ大阪レッド…

NTTジャパンラグビー リーグワン 2024-25
ディビジョン2 第3節
2025年1月11日(土)14:30 東大阪市花園ラグビー場 (大阪府)
花園近鉄ライナーズ vs レッドハリケーンズ大阪

レッドハリケーンズ大阪(D2)


今シーズン初出場、クラブキャプテンを務める鶴田馨選手(写真は2024年3月31日、対九州電力キューデンヴォルテクス戦)

1月11日(土)、レッドハリケーンズ大阪(以下、RH大阪)は、花園近鉄ライナーズとのビジターゲームに臨む。リーグワンが始まってから4季目にして初めて、大阪を拠点とする2チームが同じディビジョンに属した。今節はリーグワン初の“大阪ダービー”だ。

RH大阪は、昨季一度も勝てなかったチームを相手に開幕から2連勝。ここまでの2戦で自陣22m内への進入を許したのは、D2最少の13回というデータもある。松川功ヘッドコーチはつながりや連係、英語であれば“コネクション”という言葉を使うような場面では“絆”という言葉を使うが、その“絆”こそが今季のディフェンス面を向上させた要因の一つだ。

今節は、直近2戦とは異なる選手が先発メンバーに名を連ねた。その中に今季新たに据えられたクラブキャプテンに就任した鶴田馨が入っている。松川ヘッドコーチは、鶴田馨について「チームの特徴を表す、『常に努力を続けている』選手」だと評価している。加えて、「グラウンドだけでなく、グラウンド外でも規律面を見て、絆を深めてくれている。スタッフや選手から信頼されているので、そういう選手がグラウンドで良い準備をして良いパフォーマンスを発揮してくれれば、チームにも良い影響を与えてくれる」と、鶴田馨のプレーを楽しみにしている様子だった。

「年齢的にも(29歳で)真ん中よりも少し上になり、年上からも年下からも意見を聞きやすい立場になった。下の世代に引き継ぎつつ、さらに良い文化を築いていけるように」とクラブキャプテンを務めている鶴田馨。グラウンド外での活動を中心になって行い、“絆”をより深め、チームの文化をつないでいく役割を担っている。

“絆”を重んじる役割に就くからこそ、今季、チームが好調な背景にも“絆”があると感じているという。「みんな仲もいいし、スタッフの人たちに頑張ってもらっていることを感じた上でプレーできている。そこはどのチームにも負けない」と自信をもつ。大阪市内の各区とつながりが深まったことで、多くの人に応援してもらっていることもみんなが自覚している。見に来てくれる人が増えたことで、「さらにいいチームになっていきたい」という気持ちも強まった。

今節はビジターゲームだが、大阪府内なので試合会場は近い。開幕戦に区民招待で来てくれた人たちが見に来てくれるかもしれないことにも触れ、「このスポーツ自体が面白いなって思ってもらえるよう」、そして応援してくれる人たちが「誇れるようなチームの姿を見せたい」と話した鶴田馨。勝つことにフォーカスし、持てる力を尽くして「みんなでつながっていく」。

(前田カオリ)