1月9日、Bリーグ・島田慎二チェアマンのポッドキャスト番組『島田のマイク』第218回が配信。2025年最初の配信となる今回は…
1月9日、Bリーグ・島田慎二チェアマンのポッドキャスト番組『島田のマイク』第218回が配信。2025年最初の配信となる今回は、新年の抱負と共にBリーグ10周年の節目の年における展望について語った。
2026年秋にはB.革新として新リーグが始動することから、島田チェアマンは「(2025年は)過去でもなく未来でもないみたいなところがあって、これを1つ定義づけるとするなら10周年なので。だからこそ、この流れをいかにB.革新に接続するかという意味では、毎年大事なんですけど、ここを落とさず右肩上がりでそのまま上げていくというミッションがありますね」と、この1年の重要性を強調した。10周年を記念した企画もいくつか検討中だという。
島田チェアマンは、B.革新を発表した当時とは良い意味で想定外の部分があり、全体の成長速度に合わせて新リーグ開幕に向けた微調整を進めていることを明かした。例えば、新B1となる『B.LEAGUE PREMIER(Bプレミア)』は当初10〜12クラブ程度と想定していたが、実際には初年度に26クラブもの参入が決定。新B2『B.LEAGUE ONE(Bワン)』および新B3『B.LEAGUE NEXT(Bネクスト)』と、下部リーグほど規模が大きくなるピラミッド構造を想定していたが、各クラブが大きな成長を遂げたことを鑑みて、軸はそのままにクラブ数の枠組みにマッチした設計へと調整が進められている。
「リーグの利益の何パーセントを配分しますとして、配分金をB1、B2、B3の時は比率を決めていたんですよ。でも、クラブ数も全然変わったし、成長レベルも違うし、そこの比率がそれでいいんでしたっけとか、細かいところも変えようとすると、別のところが狂うから、こっちも調整して……と全体のバランスを整えながら。整合性を取りながらね、俯瞰して調整していくことを今やっていて大変なんですよ」
Bリーグの急成長とそれに伴う責任について、島田チェアマンは「成長するというのは、期待値が増えるってことですから。期待に応えるということは、やっぱタフなことなんでね」と、成長に伴う重圧を率直に語りつつ、「今、産みの苦しみの中な感じではありますけど。そこはわくわくしながらやっています」と、困難を乗り越えてでもリーグを発展させようとする強い意欲をにじませた。
今後の島田チェアマンのスケジュールとして、1月18日と19日に開催する『りそなグループ B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2025 IN FUNABASHI』への参加の他、リーグ戦では1月11日の新潟アルビレックスBB vs トライフープ岡山、1月26日の京都ハンナリーズ vs 広島ドラゴンフライズの視察を予定しているという。また、京都では視察前日に今シーズンかねてより目標としていたファンとの交流会の開催を予定。今後も各地のファンとの交流機会を増やしていく意向を、島田チェアマンは改めて示した。
今回のエピソードでは、島田チェアマン個人の新年のルーティンや目標についての考えのほか、リスナーから寄せられた手紙などについて語られた。
【番組を聴く】賀正!2025年1発目は”毎年恒例”新年の抱負を発表『島田のマイク』第218回が配信