サッカーJ1で昨季12位のアビスパ福岡の新体制発表会が6日あり、金明輝(キンミョンヒ)・新監督は今季の目標に「6位以上」を掲げた。 クラブ創設30周年の節目でもあり、金監督はサポーター約130人を前に「アビスパを次のステージにもっていくロ…
サッカーJ1で昨季12位のアビスパ福岡の新体制発表会が6日あり、金明輝(キンミョンヒ)・新監督は今季の目標に「6位以上」を掲げた。
クラブ創設30周年の節目でもあり、金監督はサポーター約130人を前に「アビスパを次のステージにもっていくロードマップを描く中で、それを実現するために言い訳できないくらい(新規加入選手など)しっかりした陣容をそろえていただいた」と語った。
5年間チームを率いた長谷部茂利・前監督が築き上げてきた「堅守」をベースにしつつ、昨季リーグ最少の得点(33得点)の増加が上位争いの鍵になる。
昨季は東京ヴェルディで37試合出場で4得点を挙げるなど主力として活躍した見木友哉選手や、鹿島アントラーズから移籍してきたMF名古新太郎選手には積極的な攻撃参加が期待される。金監督は「守備ができるアビスパに得点力がつけばおのずと順位は上がってくる。得点数にこだわっていきたい」とした。
金監督は鳥栖監督時代の2021年にパワハラ行為が発覚し、その後指導者ライセンスが降級されたが、Jリーグの監督を務められる資格が再認定された。金監督の就任について、一部のサポーターから疑問視する声が上がっており、会見では07年から18年間主要スポンサーだっためんたいこ製造「ふくや」が来季の契約を更新しないことについても質問があった。川森敬史会長は「様々な意見は真摯(しんし)に受け止めている。クラブ理念は変わっていないということを体現していきたい」と話した。
開幕戦は2月15日。ホームで柏と対戦する。(辻隆徳)