卓球女子の張本美和(木下グループ)は2024年にパリ五輪の団体戦3人目のメンバーに選出され初出場し銀メダルを獲得。その後も「ITTFアジア卓球選手権」では日本の主力として中国を倒しての50年ぶり金メダルの立役者になるなど、世界トップへの階段…
卓球女子の張本美和(木下グループ)は2024年にパリ五輪の団体戦3人目のメンバーに選出され初出場し銀メダルを獲得。その後も「ITTFアジア卓球選手権」では日本の主力として中国を倒しての50年ぶり金メダルの立役者になるなど、世界トップへの階段を上ろうとしている。
そんな16歳に対しては中国メディアも高い評価を与えており、自国選手の脅威になり得るとみている。
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■世界ランクでは早田に次ぐ日本勢2番手
張本美は直近の世界ランキングでは6位に入り日本勢では早田ひな(日本生命)の5位に続いている。3年後のロサンゼルス五輪に向けては新たなエースに成長することも期待される。
そんな張本美に対しては中国メディア『捜狐』も評価しており、兄の張本智和(智和企画)とも比較する形で「トモカズ・ハリモトはデビュー後に多くの人を驚かせたが、ミワ・ハリモトの将来も期待される」と言及。さらに、「トモカズ・ハリモトが妹は自分より才能があることを認めたことが、周りの興味を抱かせた」と太鼓判を押した兄の証言にも注目している。
また記事内では、昨年のアジア卓球選手権で中国勢2選手(孫穎莎、王芸迪)を破った張本美の脅威に触れており、「ミワ・ハリモトの強さは大きく向上しており、中国チームにとっては頭の痛い問題である」と指摘。「彼女が初めての難敵というわけではないが、彼女の才能と年齢、そして中国のユース世代に対抗できる選手がいないことから、ミワ・ハリモトは有望な選手となるはずで、日本を栄光に導くことを(日本のファンは)願うだろう」と言葉を紡いでいる。
張本美は8日から本戦が始まる「WTTスターコンテンダードーハ」にも早田に次ぐ第2シードでエントリーしており、2025年国際大会初戦での優勝も期待される。世界的にも評価を高めつつある16歳のさらなる躍進には注目が集まる。
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