7日、浦和レッズが2025シーズンの新加入選手、復帰選手の記者会見を埼玉スタジアム2002で開催した。 2024シーズンは13位で終えた浦和。残留争いという当初の目標とは大きくかけ離れたシーズンを送った中、2025シーズンは巻き返しの年に。…
7日、浦和レッズが2025シーズンの新加入選手、復帰選手の記者会見を埼玉スタジアム2002で開催した。
2024シーズンは13位で終えた浦和。残留争いという当初の目標とは大きくかけ離れたシーズンを送った中、2025シーズンは巻き返しの年に。リーグ優勝を最大の目標に置くシーズンは、復帰組を含めた10名が新たにチームに加わることとなった。
移籍補強も進めたチームの中、ディナモ・ザグレブから復帰したDF荻原拓也。浦和の下部組織出身で、アルビレックス新潟や京都サンガF.C.への武者修行を経て、2024年1月に期限付き移籍。1年間ヨーロッパの舞台で戦った。
ディナモ・ザグレブでは、チャンピオンズリーグ(CL)も経験。自身のCLデビュー戦となったバイエルン戦ではいきなりゴールを奪うなど、多くの経験を積んでいた中、今回復帰を決断した。
3度のレンタル移籍を経験している荻原。今回改めて浦和に復帰するにあたり、浦和への思いを語った。
「レンタル移籍を通して様々なクラブでプレーさせてもらいました。行ったそれぞれのクラブに対して愛情もありますし、レンタル移籍という形式ですが、両足を突っ込んでプレーした中で、浦和レッズに対して固執した愛情はある意味無くなりました」
「ただ、他を経験して戻ってくると、やっぱり改めて特別なんだなと。本当の愛情が今芽生えています。長い歴史の中で積み上げてきたクラブの価値、自分たちにはビッグサポーターがついているということで、クラブに愛情があります」
ジュニアユースから育った浦和の地に舞い戻った荻原。この先、さらなる高みを目指すという目標から考えれば、この浦和復帰も通過点でしかないだろう。ヨーロッパで得たものを、ピッチ上で見せたい考えはあるようだ。
「僕は成長過程なので、今もずっと自分の目標のために前進していますし、成長過程でまだまだ成長し続けるので、今立っている浦和という場所で全力でやるだけです。とにかく今にフォーカスしています」
「向こうでの経験は話すのが難しいほど濃い時間を過ごしました。1番は違ったスポーツをしてきたなという印象です。闘いの要素が強かったので、日本でそれを体現できればと思います」
全く異なる競技と称する選手も多い中、荻原もそれを感じたようだが、クラブの目標でもある優勝に向け、しっかりとチームとして戦うことが大事だと語った。
「様々な要素があると思いますが、まずはチームとしてもう1回自信を取り戻す、攻守においてしっかりオーガナイズして、それに対してチーム全体が目線を揃えて、団結力を持ってやることが大事だと思います」