名牝アーモンドアイの姪となるシホリーン(牝3、美浦・武井亮厩舎)が、フェアリーステークス(3歳牝・GIII・芝1600m)で重賞初制覇を目指す。 シホリーンは父モーリス、母パンデリング、母の父キングカメハメハの血統。生産者は北海道洞爺湖…

 名牝アーモンドアイの姪となるシホリーン(牝3、美浦・武井亮厩舎)が、フェアリーステークス(3歳牝・GIII・芝1600m)で重賞初制覇を目指す。

 シホリーンは父モーリス、母パンデリング、母の父キングカメハメハの血統。生産者は北海道洞爺湖町のレイクヴィラファーム。母は未出走だが、半兄のコンティノアールは23年のサウジダービーで5着、UAEダービーで3着の活躍馬。祖母のフサイチパンドラは06年のエリザベス女王杯の覇者。そして叔母のアーモンドアイは18年に牝馬三冠を制するなど、GIを9勝した歴史的名牝だ。23年のセレクトセール1歳で8800万円(税抜)で取引された。

 ここまで3戦1勝。昨年9月の中山の新馬(芝1600m)でデビュー。ここはファンダムから1馬身差の2着だったが、中2週で挑んだ同舞台の未勝利を快勝した。続く前走のアルテミスSは4着だったが、直線でスムーズさを欠く場面があってのもの。決して力負けではなく、重賞級の力を秘めていることは間違いない。

 ここは最低でも2着以内、願わくは勝っての賞金加算が求められる一戦。レースこそ違えど、偉大な叔母と同じく3歳1月のGIIIを制し、春の大舞台へと飛躍してみせる。