ソフトバンク移籍の浜口遥大が入団会見「素晴らしいご縁いただいた」 DeNAからソフトバンクにトレード移籍した浜口遥大投手が7日、みずほPayPayドーム内で入団会見に臨んだ。昨年の日本シリーズ終了後、メキシコでのウインターリーグに参戦してい…
ソフトバンク移籍の浜口遥大が入団会見「素晴らしいご縁いただいた」
DeNAからソフトバンクにトレード移籍した浜口遥大投手が7日、みずほPayPayドーム内で入団会見に臨んだ。昨年の日本シリーズ終了後、メキシコでのウインターリーグに参戦していた左腕は激動の年末年始を振り返り、「自分の人生においてかけがえのない財産になりました」と明かした。
昨年12月23日に発表された三森大貴内野手との交換トレード。メキシコにいた浜口が報告を受けたのは、現地時間の午後4時ごろだった。試合開始の1時間前だったというが、「普通に試合で投げました」。あっけらかんとした受け止めだったのは、メキシコで経験した“2度目の移籍”だったから。当初派遣されていた「アルゴドネロス・デ・グアサベ」から、11月下旬に「マジョス・デ・ナボホア」へ移籍したこともあり、「そういう意味ではスムーズに試合に入れました」と笑い飛ばした。
年越しの瞬間も異国で迎えた。「メキシコの空港で飛行機に搭乗する前、待ち合い室で2025年になって、『年越しか……』って思いましたね」。たった1人で迎えた新年だったが、寂しさは感じなかった。メキシコで過ごした約2か月の日々は、左腕にとって貴重なものだったからだ。
「やっぱり日本とは違って、なかなか生活しにくい部分ももちろんあるんですけど。そういうものに対してストレスを感じるっていうよりは、ちゃんと適応するための『鈍感力』というか……。気にしすぎないみたいなのがやっぱり大事だなと。海外に行くと学ぶことが多いですね」
海外での武者修行でたくましさを増した29歳。「素晴らしいご縁をいただいて、新しい環境でトライさせていただくチャンスをいただいたので。頑張ろうという気持ちでいっぱいです」。新天地で激しい競争をしぶとく勝ち抜き、欠かせない存在となってみせる。(長濱幸治 / Kouji Nagahama)