レーシングブルズには厳しい目が向けられているようだ(C)Getty Images 昨年、角田裕毅が所属のビザ・キャッシュアップ・RBはコンストラクターズランキング8位でシーズンを終えた。夏場までは6位の座をキープしていたが、最終盤でポイント…

レーシングブルズには厳しい目が向けられているようだ(C)Getty Images

 昨年、角田裕毅が所属のビザ・キャッシュアップ・RBはコンストラクターズランキング8位でシーズンを終えた。夏場までは6位の座をキープしていたが、最終盤でポイントを積み上げたアルピーヌ、ハースに追い抜かれる結果となった。

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 2025年よりレーシングブルズに改名したチームは新シーズンも中堅チームとして、上位をうかがうレースに臨むものと予想される。だがレーシングブルズにとって、コース内外を含めた他チームとの争いがさらに激しさを増すものとの見方が根強いようだ。

 米メディア『Last Word on Sports』が現地時間1月4日に配信したトピッックの中で、昨年の成績について、「比較的好調なスタートを切ったが、ハースやアルピーヌに開発競争で後れを取ったことで失速した」と振り返っており、「2025年シーズンを迎えるにあたり、中団グループで苦戦する可能性が高い」などと論じている。

 また、昨年は中盤までは角田がコンスタントにポイントを獲得したと説きながら、「レッドブルの姉妹チームにとって不幸なことに、時間が経つにつれて状況は悪化していった」と指摘。さらに、「ブラジルGPでの週末(雨天の中で2台が好走した)を除けば、シーズン終盤にかけてほとんど目立つことがなかった」とシビアな見解を示している。

 そして同メディアは2025年シーズンについても、ザウバーやウイリアムズ、アルピーヌの他、昨年さまざまな局面での競い合いがみられたハースも、さらなる躍進を遂げると主張。小松礼雄代表が率いて2年目のチームに対し、「トヨタとの画期的なパートナーシップを締結しており、ジーン・ハースからの財政支援と相まって、さらなる開発資金を得ることができる」と見込み、加えて「ハースのアップグレードプログラムが予想以上に効果的だったことを考えると、この勢いを維持すれば、レーシングブルズが昨年の順位を上回るのは難しいだろう」と分析している。

 また、トピック内では、「昨年、レッドブルの開発プログラムが停滞したことで、その影響がセカンドチームにも及んだ」などとも綴られている。トップチームが現在も、前年の問題解決に奔走するオフを送る中、レーシングブルズは新シーズン、コース上においてどれだけの存在感をみせられるだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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