【トロフェ・デ・シャンピオン】PSG 1-0 モナコ(日本時間1月6日/スタジアム974) 【映像】ボール奪取→超反応フィニッシュ 抜け目ないフィニッシュワークだ。モナ…
【トロフェ・デ・シャンピオン】PSG 1-0 モナコ(日本時間1月6日/スタジアム974)
抜け目ないフィニッシュワークだ。モナコのMF南野拓実が相手のクリアミスに素早く反応してボールを持つと、ボックス内で右足を振り抜いた。集中力の高さを発揮して枠内シュートでゴールに迫ったプレーには、解説のフローラン・ダバディ氏も称賛の声をあげた。
注目のシーンは、モナコがフランスのスーパーカップ「トロフェ・デ・シャンピオン」でPSGと対戦した79分のことだ。PSGがディフェンスラインでボールを保持する中、モナコは前線からパスコースを限定してプレスを掛けていく。圧力を受けたPSGのDFヌーノ・メンデスがクリアでこの状況を回避しようとしたが、ミスキックとなり、ボールはモナコのMFマグネス・アクリウシェに当たって、ルーズボールとなった。
これにいち早く反応したのが南野だ。背番号18は細かいステップでボールをコントロールすると、奪い返そうと迫ってきたメンデスの前に身体を割り込ませてボックス内に侵入。そして、迷うことなく右足を振り抜いた。ミートしたボールがゴールマウスに飛んでいったが、PSGの守護神でありイタリア代表のGKジャンルイジ・ドンナルンマに阻まれた。
奇襲のような形でゴールを脅かした南野は先制点を奪うことができず、天を仰いで落胆していたが、解説フローラン・ダバディ氏は「いいじゃないですか」と称え、実況の西達彦氏は「虎視眈々と(ゴールを)狙っています」と伝えている。
さらに、ダバディ氏は「南野選手は大変だと思うんですけど、残り10分、歯を食いしばって我慢してやれば、こういうふうにチャンスが出てきますからね」と実直な姿勢を評価した。
南野はタイムアップの笛が鳴るまで貪欲にゴールに向かい続けたが、ゴールネットを揺らすことはできず。逆に90+2分にFWウスマヌ・デンベレにゴールを許し、モナコはタイトル奪取にあと一歩と迫りながらも、その栄冠をつかむことができなかった。
(ABEMA de DAZN/トロフェ・デ・シャンピオン)