球団の仕事始めで新スローガン「ALL ONE」を発表 西武・西口文也監督が6日、2025年シーズンの新スローガン「ALL ONE」を発表した。取材対応では駅伝好きであることを明かし、「最後の最後まで諦めず」など野球にも通じる部分があると力説…

球団の仕事始めで新スローガン「ALL ONE」を発表

 西武・西口文也監督が6日、2025年シーズンの新スローガン「ALL ONE」を発表した。取材対応では駅伝好きであることを明かし、「最後の最後まで諦めず」など野球にも通じる部分があると力説した。

 現役時代は日本でも有名だった長距離ランナー、ジョセフ・オツオリさんに似ているとされ、同僚から「オツ」の愛称でも親しまれていた西口監督。年末年始は“駅伝三昧”だったことを明かした。

「中学校、高校、富士山女子駅伝、ニューイヤー駅伝、箱根駅伝、全部見ましたよ。駅伝好きなので。シード権争いとか感動するでしょ」

 駅伝好きであることを告白。観戦中は「駅伝のことしか考えていない」と話すが、野球にも「最後の最後まで諦めずにやり抜くというところ」と通じる部分があるという。さらに「誰かがダメでも、誰かがカバーして順位を押し上げていく」と続けた。

 この日は仕事始めで、球団ワーストの91敗(49勝3分け)の最下位に終わった昨季について言及。「これだけ勝てないというのも、自分自身も現役のときから味わったこともなかった。見ていて歯痒い、悔しい気持ちはありました」と振り返った。その上で「2024年のことは忘れましょう。でも悔しさだけは胸に秘め、球団、選手、職員一体となって1年間上だけ目指して頑張っていきます」と決意を示した。

 そして2025年シーズンのスローガン「ALL ONE」を発表。「1人1人が自分の力を信じて頑張ってほしい。1人1人が成長することによってチームも強くなるという意味を込めました」と説明した。西武、巻き返しへの2025年がいよいよ始まる。(湯浅大 / Dai Yuasa)