ダカールラリー2025は1月3日、サウジアラビアのビーシャで、ステージ1の走行順を決めるプロローグランを実施。このステージは、ヘンク・ラテガン(トヨタGRダカール・ハイラックスEVO)がトップタイムをマーク。マティアス・エクストローム(フォ…
ダカールラリー2025は1月3日、サウジアラビアのビーシャで、ステージ1の走行順を決めるプロローグランを実施。このステージは、ヘンク・ラテガン(トヨタGRダカール・ハイラックスEVO)がトップタイムをマーク。マティアス・エクストローム(フォード・ラプター)、ナッサー・アル‐アティヤ(ダチア・サンドライダー)が続いた。
4日はビーシャ~ビーシャに設定されたステージ1(412km)を走行。この日を通してリードしたのは、トヨタ・ガズーレーシングのルーカス・モラエス(GRダカール・ハイラックスEVO)だったが、翌日には48時間のクロノステージが控えていることから、フィニッシュライン手前で時間を調整し、有利な走行順を得ることを選択した。
「チームのおかげで、完璧な戦略をとることができた。すごく順調に行ったので、鳥肌が立つような思い。フィニッシュの手前で5分、ストップする戦略だった。4番手か5番手でフィニッシュできるかなと思っていたので、完璧な戦略だった」と語るモラエスは、この日を7番手で終えている。
一方、チームメイトのセス・キンテロは、このステージを制してアルティメイトクラスの首位に立った。
「ステージ勝利を1本獲っておくのはいいものだよ。かなりの台数を抜いたが、その後、ライア(サンズ)の大クラッシュが見えたので、そこで止まって援助に入った」とキンテロ。
プロドライブが走らせるダチア・サンドライダーのクリスティーナ・グティエレス、Mスポーツ・フォードから参戦するカルロス・サインツなどがトップ10に入っている。しかし、コースには木や草が多く、どのマシンも何らかのダメージを負った。
「かなりタフなステージで、ラインを見つけるのが難しい場所がたくさんあった。とてもナローな場所も多かったので、マシンにかなりのダメージを負った」と昨年覇者のサインツも語っている。
この日はビーシャにビバークが設定されたが、クラッシュしたライア・サンズ(センチュリーCR6)がステージをフィニッシュできるかどうかは不明。14回連続でダカールを完走しているサンズだが、ステージの330km地点でクラッシュし、アシスタンスの到着を待っている。
次のステージは、2日間に渡って走行するクロノステージ。 ビーシャ ~ ビーシャに965kmの競技ステージが設定される。
ダカール2025暫定リザルト(ステージ1終了時点)
1 S.キンテロ(トヨタGRダカール・ハイラックスEVO) 4:35:08
2 G.シシェリ(ミニ・ジョンクーパーワークス・ラリー) +00:55
3 S.バリアワ(トヨタGRダカール・ハイラックスEVO) +1:48
4 M.プロコップ(フォード・ラプター) +1:49
5 C.グティエレス(ダチア・サンドライダース) +2:13
6 J.フェレイラ(ミニ・ジョンクーパーワークス・ラリー) +2:38
7 L.モラエス(トヨタGRダカール・ハイラックスEVO) +3:18
8 C.サインツ(フォード・ラプター) +3:17