【トロフェ・デ・シャンピオン】PSG 1-0 モナコ(日本時間1月6日/スタジアム974)                            【映像】超速反応&猛ダッシュで強奪した瞬間 モナコのMF南野拓実が、力強く俊敏な強烈プレスで、…

【トロフェ・デ・シャンピオン】PSG 1-0 モナコ(日本時間1月6日/スタジアム974)                            

【映像】超速反応&猛ダッシュで強奪した瞬間

 モナコのMF南野拓実が、力強く俊敏な強烈プレスで、PSGに所属するブラジル代表DFからボールを強奪。出足の早い卓越した守備に、解説のフローラン・ダバディ氏は思わず唸りを上げた。

 南野の守備力が光ったのは、モナコがトロフェ・デ・シャンピオンでPSGと対戦した59分のことだ。ゴールレスで試合が推移する中、モナコはDFカイオ・エンリケが左サイドから斜めのロングボールを供給し、MFマグネス・アクリウシェが背後への抜け出しを狙った。このパスは内側に絞ったPSGのDFヌーノ・メンデスにクリアされたが、モナコの攻撃は単発では終わらない。在籍3シーズン目の南野が、シームレスな攻守を体現してみせた。

 背番号18は刻一刻と変化するボールの位置に合わせてポジショニングを微調整し、こぼれ球に鋭く反応。2バウンド目でボールに素早く寄せる。この時、PSGのDFマルキーニョスも素早くボールを追いかけていたが、日本代表MFの反応速度が上回った。ブラジル代表DFの前に身体を入れると、跳ねるボールを右足のアウトサイドでスペースに出し、高い位置での攻撃につなげた。
 
 解説を担当した元トルシエジャパンの通訳 フローラン・ダバディ氏も「よし!」と思わず感嘆の声を漏らす好プレー。“強奪”に成功した南野は勢いそのままに左サイドの深い位置に入り込み、左足でボックス内に折り返した。このキックはジャストミートせず、メンデスにカットされたが、再びモナコの鋭いネガティブトランジションが発動。相手陣内の右サイドでDFヴァンデルソンがボールを奪い返し、右サイドに抜け出したMFデニス・ザカリアのクロスからFWジョージ・イレニヘナがシュートを放った。

 試合は一進一退の攻防が続いたが、モナコは90 + 2分にFWウスマヌ・デンベレに決勝点を許し、トロフィーを掲げることはできなかった。
(ABEMA de DAZN/トロフェ・デ・シャンピオン)