PGAツアーの2025年シーズンを前に、どのメーカーと用具契約するか注目を集めていたツアー6勝のマックス・ホマは、コブラのスタッフバッグに同社のドライバー、複合アイアンセット、ウェッジを満載してシーズン開幕戦に姿を現した。コブラ・プーマと…
PGAツアーの2025年シーズンを前に、どのメーカーと用具契約するか注目を集めていたツアー6勝のマックス・ホマは、コブラのスタッフバッグに同社のドライバー、複合アイアンセット、ウェッジを満載してシーズン開幕戦に姿を現した。コブラ・プーマと複数年のスポンサー契約を結び、同社のクラブ、ウェア、フットウェアを使用する運びとなった。
カパルアでの開幕前日水曜に、GolfWRX.comはホマ、そしてコブラのクラブフィッターであるベン・ショーミン氏に今回の契約、これまでホマが行った全てのギア変更に関する詳細を聞いた。インタビューはドライビングレンジで、2人同時に行った。並行して彼らの見識を尋ねることが重要だと感じたからだ。
ホマはスポンサーを探すプロセスで、自分に合うクラブフィッターを見つけることが極めて重要な要素だったことを認めた。ショーミン氏はホマにピッタリとフィットしたクラブを提供してきた。
2人はフィッティングの過程における3Dプリントの重要性を指摘し、同技術はスイングを変えながらドライバーを変更するにあたり、また新しいLimit3d 4番アイアンの一貫性を完全に信用する上で重要な役割を担った。
それでは、これ以上ないというほど全ての情報が詰まったQ&Aを堪能して頂きたい。
GolfWRX.com:あなたには、どこかのメーカーと契約するか、フリーになるかの選択肢があったが、なぜ、コブラと契約したのでしょうか?
ホマ「理由はたくさんある。そのうちの一つは、僕の使っていた(タイトリスト)プロV1xボールをそのまま使えること。ボールの変更は大ごとだからね。全てのクラブがそのボールと機能することを確かめなければならない。第2に、僕はアイアンの変更について最も懸念してきた。どれだけこのアイアンを気に入ったかという点は、最も驚きの大きかったところだね。コブラ キングMBアイアンは3Dプリントで製造されたんだ。僕にその詳細を求めるのは勘弁して欲しいんだけど。
最初に打ったとき、僕はショーミンに「打感はとても良く、パーフォーマンスも良くて、数字は最高で、全てにおいていい」と言った。だけど、さりげなく、僕がこれまで20数年間使ってきたものよりトップラインが断然分厚く、トップラインに慣れるのに少し時間がかかったと付け加えたんだ。
すると1カ月後、ショーミンはトップがかなり薄くなったものを持ってきた。長年僕が見てきたものと同じ見た目だった。これで、一番の懸念点はクリアしたんだよ。
ドライバーがいいのは分かっていた。一緒にプレーする選手の多くがコブラのドライバーを使っていたから。それにウェッジもいいと分かった。慣れ親しむのに、ほとんど時間はかからなかった。ただ、決め手は4番と5番アイアンだった。これらが最高なんだ。
僕はこれまで、替えても向上しない部分では同じものを使い続けてきた。(新しいアイアンは)見た目が素晴らしいんだ。さっきも言ったように、このアイアンにはショックを受けたんだよ。このセットで一番お気に入りの部分だね」
GolfWRX.com:ショーミンと仕事をする前、彼についてどれくらい知っていましたか?これまで彼との共同作業はどのような経験となっていますか?
ホマ「たっぷり過ぎ。ここまで望んでなかったよ、ということになるね。
みんな彼が大好きなんだ。僕のキャディのジョー(グレイナー)は彼ととても良い関係を築いているし、それが大きく役立っているね。ジョーはこのチームにおいて、最も欠くことのできないピースだから。僕と同じかそれ以上に重要なんだ。
タイトリストではJ.J.(ヴァンウェゼンベック)やリアム(マクドガル)と密接に仕事をしてきたので、クラブを変えるかもしれない今回の過程において、フィッターの話を聞くのが何より大切だと分かっていた。J.J.とはかなり密接だったから。ベンも素晴らしいフィッターであることは、常々耳にしていた。ただ、これまで僕と一緒にいる時、彼はいつもおちゃらけていたから、それに気付くのは難しかったんだ」
ショーミン氏「確かに」
ホマ「僕らはただふざけ合っていただけで、一緒に仕事をしたことは一度もなかった。だから、実際に彼と仕事をした初日は目を見張ったね。僕は『OK、彼を心から信頼しよう』と思ったよ。
もう一つ良かったのは(コブラには)そこまで多くの契約選手がいなかった点だね。ドライバーには少し時間がかかったんだ。即座に気に入ったけど、弾道に関しては必ずしも完璧ではなかったからね。
ただ単に、彼に電話をすれば済むのはとてもクールだった。翌日、彼が車でやってくるなんてこともあった。この世界でそういうのは、あまり一般的ではないからね。僕らはみんな、彼がすごく気にかけてくれているのは承知しているけれど、彼と密接に直接会って仕事できたのは、素晴らしいことだった」
(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)