2024年ドラフトでは支配下で投手と内野手を3人ずつ獲得…外野手の指名なし パ・リーグ連覇を狙うソフトバンクの外野手レギュラー争いは激戦が予想される。小久保裕紀監督は2025年シーズン、柳田悠岐手を左翼、2024年首位打者の近…
2024年ドラフトでは支配下で投手と内野手を3人ずつ獲得…外野手の指名なし
パ・リーグ連覇を狙うソフトバンクの外野手レギュラー争いは激戦が予想される。小久保裕紀監督は2025年シーズン、柳田悠岐手を左翼、2024年首位打者の近藤健介を右翼で起用することを明言している。さらに、2024年に3度目の盗塁王を獲得した他、ゴールデングラブ賞、ベストナインに輝いた周東佑京が中堅に入る。
柳田と近藤、どちらかが指名打者として出場することが予想され、そこに食い組んでくる若手に注目したい。2024年は柳田が右ハムストリングを痛めて約4か月間離脱した。その穴を埋め、飛躍したのが正木智也だ。キャリアハイの80試合に出場し打率.270、7本塁打29打点をマークした。右の長距離砲としての期待がかかる正木にとって、自信をつけたシーズンになった。
柳町達外野手もレギュラー争いに挑む。5年目だった2024年は、73試合出場で40打点を記録。2本のサヨナラ打を放つなど、勝負強さが印象的だった。同じ慶大出身の正木には、先輩として負けられない気持ちも強くあるだろう。
2024年に支配下登録された川村友斗外野手のパンチ力には魅力が詰まっている。9月22日の楽天戦(みずほPayPayドーム)でプロ初アーチを記録した。リストの強さが際立つ打撃と、走力にも定評がある。走攻守のバランスが取れた選手で、レギュラー争いに加わるだけのポテンシャルは十分にある選手だ。
2024年も激しい外野手争いが見られたが、2025年も続くだろう。ドラフトでは投手と内野手を3人ずつ獲得。外野手を1人も指名しなかったことも、いかに高いレベルでレギュラー争いを繰り広げているのかを物語っている。タイトルホルダーが揃うレギュラー陣に対して、若手がどれだけ競っていけるのか、注目したい。(Full-Count編集部)