196死球は歴代1位 2122安打、525本塁打1530打点“無冠の帝王” ヤクルトOBで野球評論家の古田敦也氏が、YouTubeの「パワプロ・プロスピ公式チャンネル」に出演。ロッテOBの里崎智也氏ともに「古田・里崎…
196死球は歴代1位 2122安打、525本塁打1530打点“無冠の帝王”
ヤクルトOBで野球評論家の古田敦也氏が、YouTubeの「パワプロ・プロスピ公式チャンネル」に出演。ロッテOBの里崎智也氏ともに「古田・里崎セレクション」としてピックアップした12人の選手について語った。西武からは清原和博内野手を挙げ、死球を受けた際の意外な一面を明かした。
1986年から西武、1997年から巨人、2006年からはオリックスでプレーした清原は、23年間の所属で2122安打、525本塁打1530打点を記録。打撃の主要3部門のタイトルこそ無縁だったものの、屈指の強打者として君臨した。
オリックス時代に対戦経験がある里崎氏は、ある試合の1打席目に死球を与えたシーンを振り返り「(投手が)鬼のにらみを利かされた」という。続く打席で再び内角のサインを出したものの、投手に首を振られ、自身も首を振ってもう一度内角を要求。しかし再度拒否され、結局外角の球を痛打されたことを話すと、古田氏から「それだけ首振るってことは(清原に)お前がインコースばっかり投げさせていたのかと思われてる」と突っ込まれ、笑いが起こった。
古田氏は「西武球場で学生服を来て、トスを上げてもらってスタンドイン。学生服で、なかなかいない。これは伝説」と入団発表時の驚愕のエピソードを披露。巨人移籍後の清原氏と何度も対戦しており「パワーも技術もあった。ちょっと(バットを)短く持って、上に構えて“ドン”という感じで凄かった。腕も太くなって、いつも真っ黒で、ジャイアンツに来てコワモテ系に変わりました」と振り返った。
“無冠の帝王”とも呼ばれた清原だが、196死球は断然の歴代1位。内角攻めは強打者の宿命で、古田氏もマスク越しに「よけないんだ」と感じることもあったという。死球に怒りをあらわにすることも多かった中、「(捕手寄りの)右手に当たった時は投手に文句を言わなかった。打ちにいって当たっているし、自分が悪いと思っていたんじゃないかな。しかめっ面で(一塁に)歩いていく」と懐かしそうに話していた。(Full-Count編集部)