◇米国男子◇ザ・セントリー 2日目(3日)◇プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)◇7596yd(パー73)松山英樹が2025年シーズンの開幕戦を単独首位で折り返した。1打差2位からボギーなしの8バーディで連日の「65」をマーク。…

「まあ満足」の良い笑顔

◇米国男子◇ザ・セントリー 2日目(3日)◇プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)◇7596yd(パー73)

松山英樹が2025年シーズンの開幕戦を単独首位で折り返した。1打差2位からボギーなしの8バーディで連日の「65」をマーク。2022年の2日目と並ぶ当地自己ベストを2日間そろえ、通算16アンダーまで伸ばした。5年連続8度目の大会で首位に立つのは初出場した2015年に3日目を首位タイで終えて以来10年ぶり。「ここでは久々にいいプレーができている。なんでか分からないですけど、景色がいいからかなと思います」と冗談めかした。

グリーン手前からの寄せで2.5mほどのパーパットを残した出だし1番が最大のピンチ。ここをしっかりしのいだ後は伸ばし合いをけん引するプレーに転じた。4番から3連続バーディを先行。5番(パー5)から4連続バーディでチャージを開始した初日と重なる勢いで4つ伸ばして折り返すと、さらに10番からの4ホールで3バーディを追加した。

パターが好調

初日に投入したセンターシャフトのパターで面白いようにカップに沈めていく怒とうのラッシュは後半に小休止を挟んだ。14番では2mがしっかり切れて左を抜け、15番も2m強を決めきれない。17番でカップをかすめるようなアイアンショットから8つ目のバーディを奪ったが、3Wで2オンに成功した18番(パー5)も最後は1.5mが左に外れた。

それでも、トータルでは「いいところもありましたし、最後の方はちょっと入らなかったですけど、まあ良かったなと思います」と及第点をつけたグリーン上。「もう少し伸ばせた?」との問いかけにも「それはありますけど、まあ満足しています」と穏やかにうなずいた。

11勝目へ絶好の位置で週末に

コリン・モリカワを1打リードして迎える週末とはいえ、2日間で19人が2桁アンダーに乗せている伸ばし合いで攻め手を緩めるわけにはいかない。「スコアをできるだけ伸ばさないといけないと思っているので」。ツアー通算11勝目、初の開幕戦制覇へ、さらにアクセルを踏み込む。