嘉悦大前監督の濵口純一氏がトヨタ自動車ビーチバレー部のGM兼監督に トヨタ自動車ビーチバレーボール部は昨年末に新体制を発表。昨年末までの2シーズン、嘉悦大女子バレーボール部(インドア)の監督を務め、2024年度の全日本インカレで3…
トヨタ自動車ビーチバレーボール部は昨年末に新体制を発表。昨年末までの2シーズン、嘉悦大女子バレーボール部(インドア)の監督を務め、2024年度の全日本インカレで3位の成績を残した濵口純一氏がGM兼監督に就任することを発表した。昨年まで日本バレーボール協会会長と兼任でGMを務めた川合俊一氏はエグゼクティブ・アドバイザーに就任する。
また、昨年3月に現役を引退した溝江明香選手に加え、橋本涼加、進藤涼両選手が現役を引退。石島雄介、西堀健実の両選手が同チームを退団する。現在はウルフドッグス名古屋でSVリーグに出場中の水町泰杜選手は、リーグのシーズンオフ期間はトヨタ自動車でビーチバレー選手として活動する。濵口新GM兼監督と水町選手は春高常連校の鎮西高(熊本)の先輩・後輩にあたる。
濵口新GM兼監督は2018年から2023年まで同チームでコーチを務めており、古巣に復帰する形となった。
インドアでは母校・法政大(男子)の監督を2012~2018年の期間務めており、1部昇格の実績を残している濵口氏。嘉悦大では2024年度の春季リーグで11位となり、入替戦に回るなど苦戦したこともあったが、最後の大会となった全日本インカレでは強豪の鹿屋体育大、東京女子体育大を破り、準決勝に進出。その準決勝でも優勝した青山学院大をフルセットまで追い詰め、3位決定戦は東海大に3-1で勝利し、メダルマッチを制した。そして、3位入賞に貢献した4年生のセッター・細川春香選手はNECレッドロケッツ川崎に内定。皇后杯では恩師である濵口氏が会場で見守る中、リリーフサーバーとしてSVリーガーデビューを飾った。
男女のビーチバレーとインドアで幅広い実績のある濵口氏がGM兼監督として、次のステージでどのような手腕を発揮するのか引き続き注目したい。
嘉悦大からNEC川崎に内定した細川春香選手
写真:坂本清