縁起重賞の東西金杯では年男の騎手、調教師に注目だ。そこで両レースから期待できそうな4人を紹介したい。 まずは中山金杯から。3月に24歳を迎える菅原明良騎手は、ラーグルフ(牡6、美浦・宗像義忠厩舎)で参戦する。昨年は宝塚記念のブローザホー…

 縁起重賞の東西金杯では年男の騎手、調教師に注目だ。そこで両レースから期待できそうな4人を紹介したい。

 まずは中山金杯から。3月に24歳を迎える菅原明良騎手は、ラーグルフ(牡6、美浦・宗像義忠厩舎)で参戦する。昨年は宝塚記念のブローザホーンでGI初制覇を果たし、豪G1・メルボルンCではワープスピードで2着に健闘。大きく飛躍する1年となった。ここで低迷が続く6歳馬を復活に導けるか、その手腕に期待したい。そして5月に60歳となる美浦・高木登調教師はマイネルモーント(牡5)で挑む。近年はウシュバテソーロやニシノデイジーを擁し、ダートや障害での活躍が目立つが、そろそろ芝の大物登場となるか。勝てば18年の東京スポーツ杯2歳Sのニシノデイジー以来、実に6年2カ月ぶりの芝重賞制覇となる。

 続いては京都金杯だ。こちらは“年男コンビ”に注目したい。年末に36歳となる三浦皇成騎手はGIこそ未勝利ながら、JRA通算1000勝を誇る関東のトップジョッキー。そして騎乗するロジリオン(牡4)を管理する美浦・古賀慎明調教師は、今年の6月で60歳を迎える。同厩舎の重賞制覇となれば、19年愛知杯以来で6年ぶり。おめでたい2人で新年早々から初タイトルといきたい。