男子テニスのバンコク・オープン1(タイ/ノンタブリー、ハード、ATPチャレンジャー)は3日、シングルス準決勝が行われ、予選勝者で世界ランク413位の坂本怜は第2シードで同162位のG・バレール(フランス)に4-6, 6-3, 6-7 (6…
男子テニスのバンコク・オープン1(タイ/ノンタブリー、ハード、ATPチャレンジャー)は3日、シングルス準決勝が行われ、予選勝者で世界ランク413位の坂本怜は第2シードで同162位のG・バレール(フランス)に4-6, 6-3, 6-7 (6-8)のフルセットの死闘の末に敗れ、惜しくも決勝進出とはならなかった。
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18歳の坂本は、昨年11月に行われた四日市チャレンジャー(日本/四日市、ハード、ATPチャレンジャー)でチャレンジャー大会初のタイトルを獲得。日本人選手としては錦織圭に次ぐ史上2番目に若いチャレンジャー大会の優勝者となり、昨シーズンを終えた。
坂本は2025年シーズンの開幕戦となる今大会に予選から出場すると、2試合を勝ち抜き本戦入り。本戦では1回戦で世界ランク342位のM・シャリポフ、2回戦で第5シードのC・チデク(フランス)を下し8強入り。準々決勝で同230位のG・マジェル(イタリア)と対戦したが、マジェルが途中棄権したため思わぬ形でベスト4進出を決めた。
30歳のバレールとの顔合わせとなった準決勝の第1セット、坂本は第1ゲームでいきなりブレークを許し、そのまま先行される。
しかし続く第2セット、坂本は第4ゲームで正確なリターンと粘り強いストロークでラブゲームでブレークに成功。サービスゲームでは1度もブレークポイントを与えず着実にキープを重ね、このセットを奪い返す。
そしてファイナルセット、両者キープを重ね迎えた第10ゲームで坂本は2度のマッチポイントを凌ぎキープするも、第12ゲームで再び0ー40の窮地に。後がなくなった坂本だがこれも全てセーブしタイブレークに持ち込むことに成功。
そして全てがかかったタイブレークでは両者譲らない展開が続き、先に坂本にマッチポイントが訪れるもこれを取りきれず、最後はフォアハンドがアウトになり2時間23分で力尽きた。
勝利したバレールは決勝で世界ランク287位のA・カラツェフと予選勝者で同399位のK・コピーヤンス(ベルギー)の勝者と対戦する。
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