第104回全国高校ラグビー大会の3回戦が1日、大阪府の東大阪市花園ラグビー場であり、天理はベスト8をかけて常翔学園(大阪第3)と対戦し、10―17で敗れた。昨年と同じベスト16で大会を終えた。 天理は前半1分、安川和志(3年)が蹴ったボー…
第104回全国高校ラグビー大会の3回戦が1日、大阪府の東大阪市花園ラグビー場であり、天理はベスト8をかけて常翔学園(大阪第3)と対戦し、10―17で敗れた。昨年と同じベスト16で大会を終えた。
天理は前半1分、安川和志(3年)が蹴ったボールを、坂田弦太郎(2年)が右すみにトライ。試合開始直後の先取点に会場は大きな歓声に包まれたが、前半終了間際の29分と32分に2トライを立て続けに決められ、5―12とリードを許した。
後半5分、天理はラインアウトからモールで押し込み稲塚潤(2年)がトライを決め、一時は2点差に。その後も、ノーサイドの笛が鳴るまで諦めずに攻めたが、追いつけなかった。
内田旬主将(3年)は「シード校と対戦する3回戦の壁は厚かった。『落ち着いて、ボールを取り切ろう』と声をかけながら試合をしたが、いいディフェンスができなかった」と悔しさをにじませた。
王子拓也ヘッドコーチは「どれだけ守備ができるかというところを意識して臨んだ。選手たちはよくタックルにいったが、1歩前に出てくるのが相手の強さだった」と振り返った。(佐藤道隆)