2024年も様々なプレーが話題となったパ・リーグ。その中で最も印象に残ったこととして、野球解説者の里崎智也氏は、現役時代に所属したロッテの対西武“開幕16連勝”をあげた。【映像】信じられない暴投シーン2024年8月28日に行われたロッテと西…
2024年も様々なプレーが話題となったパ・リーグ。その中で最も印象に残ったこととして、野球解説者の里崎智也氏は、現役時代に所属したロッテの対西武“開幕16連勝”をあげた。
2024年8月28日に行われたロッテと西武の第16回戦。3-2と西武が1点リードで迎えた8回裏・ロッテの攻撃、2死三塁、打席には2番・藤岡裕大という場面。藤岡に対しカウント2-2とすると、西武の2番手・平良海馬が投じた内角低めのスプリットが大きくワンバウンド。これをキャッチャーの古賀は止めることができずに、バックネット方向へ。その間に三塁走者が生還した。
さらに、3-3の同点で迎えた12回裏・ロッテの攻撃、2死一、三塁、打席には3番・ポランコという場面。1本出れば即サヨナラの緊迫した場面で、西武の6番手・ボー・タカハシは、初球のストレートがすっぽ抜けて外角高めへと大きく外れた。これを古賀から代わったキャッチャーの柘植が後方へと逸らし、その間に三塁走者が悠々生還。4-3で試合終了となった。ロッテは、プロ野球記録を更新する同一カード開幕16連勝を達成した。
里崎氏は「点の入り方がもう……言い方を全然遠慮しないで言うと、負けたいんかという負け方だった。ロッテがAクラスに入れたのも、西武戦での16連勝の貯金がかなり大きかった。上位に行くためにはどこかのチームをお得意様にして貯金を作っていくのは必須条件だ」と説明。
その上で、「ロッテの“3位”というのは、下位の楽天・オリックス・西武にしっかり貯金を残している。逆に楽天は下位に貯金を残せなかったところが3位、4位の一番の違い」と解説した。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ 2024年末SP』より)