ヤクルトが現役ドラフトで補強した矢崎。剛腕復活となるか(C)TsutomuBEPPU/CoCoKARAnext ヤクルト…

ヤクルトが現役ドラフトで補強した矢崎。剛腕復活となるか(C)TsutomuBEPPU/CoCoKARAnext
ヤクルトは2年連続リーグ5位からの巻き返しへ向け、積極的な補強に乗り出した。
FA補強では石川柊太、福谷浩司へのアタックは実を結ばなかったが、野手で楽天から茂木栄五郎を獲得。内野の層を厚くした。村上宗隆のメジャー移籍を見据えた強化であることはもちろんだが、勝負強い打撃に加え、内野ならどこでも守れるという順応性は頼もしい。
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そして、忘れてはならないのが、2024年シーズンのチーム防御率リーグワーストの「3.64」が示す通り、投手陣を立て直すのが大事な補強ポイントとして挙げられた。
リリーフの補強という点では、現役ドラフトで獲得した矢崎拓也の加入は大きい。矢崎は22年に47試合に登板して2勝0敗、防御率1.82を記録すると、奪三振率も9.30をマーク。23年には栗林良吏の代わりに一時抑えを務めるなど、54試合に登板して4勝2敗、防御率2.81、24セーブを挙げる活躍を見せた。
24年は26試合で1勝1敗、防御率3.60の成績に終わったものの、新天地で剛腕復活の期待が寄せられる。“打者有利”の神宮球場を本拠地としているが、パワーピッチャーの少ないヤクルト投手陣。それだけに力強い真っすぐを投げられる矢崎は魅力的だ。
先発に目を向けると、ドラフト1位右腕のルーキー・中村優斗には1年目から即先発ローテ入りの期待がかかる。ストレートは最速160キロを誇り、縦と横の2種類のスライダーも武器。制球力やスタミナも十分で、その完成度に注目が集まる。
新外国人投手では抑え候補の右腕マイク・バウマン、先発候補の右腕ピーター・ランバートを獲得した。彼らが日本でどれだけ活躍できるかは未知数ではあるが、ともに大きな戦力となってくれることを期待したい。
2025年シーズンで就任6年目を迎える髙津臣吾監督は「投げ勝たなきゃいけないと思います。打ち勝つんじゃなくて守り勝たなきゃいけない」と口にしていた。守り勝つ野球を体現し、3年ぶりのリーグ制覇を成し遂げることができるか。オフの補強がチームの命運を大きく左右する。
[文:別府勉]
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