故障から復帰の塩見が1番、2024年最多安打の長岡が2番…鍵握る山田&西川 リーグ屈指の破壊力ある打線を武器に、3年ぶりのリーグ優勝を目指すヤクルト。3月28日の巨人との開幕戦では、どんな布陣で臨むのか。オーダーを独自に予想し…

故障から復帰の塩見が1番、2024年最多安打の長岡が2番…鍵握る山田&西川

 リーグ屈指の破壊力ある打線を武器に、3年ぶりのリーグ優勝を目指すヤクルト。3月28日の巨人との開幕戦では、どんな布陣で臨むのか。オーダーを独自に予想した。

 リードオフマンは塩見泰隆。直近2年は怪我に泣かされたが、復活すれば俊足かつパンチ力もある打撃でけん引し、得点力アップは間違いない。2番には長岡秀樹を置く。2024年は全143試合に出場。塩見不在のシーズン終盤は1番に座り、163安打で最多安打のタイトルを獲得した。

 3~5番はドミンゴ・サンタナ、村上宗隆、ホセ・オスナで不動だろう。サンタナは来日4年目の2024年、シーズン最後まで首位打者を争い自己最高の打率.315を記録。.399で最高出塁率のタイトルを獲得した安定感が光る。

 2022年3冠王の村上は、2024年に本塁打と打点のタイトルを獲得。2025年オフのメジャー移籍が確実な主砲は、渡米前ラストシーズンでどんな成績を残すか。勝負強いオスナを含めたクリーンアップは2025年も他球団にとって脅威だろう。

 6番には山田哲人を据える。近年は故障離脱が増え、2024年は110試合で打率.226、14本塁打、39打点。それでもトリプルスリー3度を含む実績は群を抜く。まだ32歳と老け込む年齢ではない。7番は西川遥輝。移籍1年目の2024年は113試合で打率.260と、近年の不振から抜け出す兆しを見せた。2人は1992年生まれの同学年。15年目のベテランが健在なら、破壊力は一気に増す。

 8番は中村悠平が有力。2024年はコンディション不良で何度も離脱しながらチーム最多の96試合に出場した。17年目のベテラン捕手は不可欠な存在だ。楽天から国内FA権を行使した茂木栄五郎を獲得するなど、攻撃陣はさらにスケールアップ。巨人との開幕戦はどんな布陣になっているだろうか。(Full-Count編集部)