ミランの指揮官に就任したセルジオ・コンセイソン監督が、就任会見で意気込みを語った。クラブ公式サイトが伝えた。 ミランは12月30日、パウロ・フォンセカ監督の解任を発表。現役時代にラツィオやパルマ、インテルの選手としてもプレーし、ポルトで指揮…

ミランの指揮官に就任したセルジオ・コンセイソン監督が、就任会見で意気込みを語った。クラブ公式サイトが伝えた。

ミランは12月30日、パウロ・フォンセカ監督の解任を発表。現役時代にラツィオやパルマ、インテルの選手としてもプレーし、ポルトで指揮官として実績を残したコンセイソン監督を招へいした。

12月31日には特別顧問を務めるズラタン・イブラヒモビッチ氏とともに就任会見を実施。すでにインタビューで「この冒険に挑戦できることを誇りに思う」と語っていたなか、改めて思いを語った。

「大きな誇りを感じている。このような偉大なクラブに来ることができて嬉しい。私にとっても、私のスタッフにとっても前進だ」

「ファンはクラブの魂だ。彼らがいなければすべてがより困難になる。私がここにいるのは、いくつかうまくいかないことがあったからだ。無駄にする時間はない。数日後に重要な試合がある。だが、我々は愚痴をこぼしたくないし、言い訳をするつもりもない」

また、ミランで目指すスタイルについても語ったポルトガル人指揮官。選手たちには情熱を求めている。

「システムがすべてではない。適切なスピリットやクオリティが必要だ。勝つためにすべてを捧げたうえで試合を終えたいというこのハングリー精神は並大抵のものではない」

「選手たちには私やファンと同様、試合を熱く体感してほしい。ミラネッロ(練習場)に入る時は彼らの目が輝いているべきだ」

「チームは浮き沈みを経験してきた。パウロはここで素晴らしい期間を過ごしたが、難しい瞬間もあった。我々は常に完璧を目指しているが、それは不可能なことだ」

「私にとってサッカーはシンプルだ。ゴールを奪い、ボールを失わないことだ。私にとってはそれが支配的なサッカーだ」

さらに、ミラン入りを決断した理由も説明。歴史あるビッグクラブからのオファーは断れなかったと明かしている。

「夏にはいくつかのチームが私に興味を持っているという記事を読んだし、たくさんの噂が流れていた。なぜミランに加わったのか? ここには世界最高のチームのひとつを指導する機会があるからだ。ノーとは言えなかった」

現在セリエAで8位と振るわないチームを引き継ぐにあたり、今シーズンの目標についても語ったコンセイソン監督。まずは3日に行われるスーペル・コッパ俊決勝のユベントス戦の勝利、その後は来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得を狙う。

「チャンピオンズリーグ出場権を得るために全力を尽くすが、やるべきことはたくさんある。チームには自信を持っている。今はスーペル・コッパに集中し、勝利を目指して全力を尽くす」

「必要な時に経営陣と話すつもりだ。彼らはいつでも私のところに来られる。なぜなら全員が同じ方向を向いているからだ」

「目標はチャンピオンズリーグ出場だ。移籍市場については、まずはファーストチームとミラン・フトゥーロのことを知りたい。それから考えよう」