イチロー氏の他にサバシア氏らが当確ラインをクリア“締め切り”を終えても100%を維持した。イチロー氏は2025年の米野球殿堂入りの候補者となっており、有資格1年目での選出は確実視されている。MLB公式サイトなども活用…

イチロー氏の他にサバシア氏らが当確ラインをクリア

“締め切り”を終えても100%を維持した。イチロー氏は2025年の米野球殿堂入りの候補者となっており、有資格1年目での選出は確実視されている。MLB公式サイトなども活用するトラッキングサイト「Baseball Hall of Fame Vote Tracker」では投票結果が公開されており、投票期限の31日(日本時間2025年1月1日)時点では満票。史上2人目の偉業が期待される。

 米野球殿堂入りは、メジャーで10年以上プレーした選手が引退から5年で資格を得る。全米野球記者協会に10年以上連続で所属する記者による投票で決定。有資格者から最大10人まで投票でき、全投票数の75%以上を集めると殿堂入りとなる。

 殿堂入り投票は12月末に締め切られ、1月に結果発表が行われる。今後も随時、投票資格を持った記者が内容を公開する可能性はあるが、“年内”時点でイチロー氏は89票全て投じられて“得票率100%”で折り返した。全体の開票率も22.9%まで上がっており、2019年のマリアノ・リベラ氏に次ぐ2人目の快挙も十分にあり得そうだ。満票となれば野手では初。デレク・ジーター氏が1票、ケン・グリフィーJr.氏は3票足りずに涙をのんだ。

 イチロー氏以外に殿堂入りラインをクリアしているのは、イチロー氏と同じ2001年にメジャーデビューし、通算251勝をあげたCC・サバシア氏(89.9%)、通算422セーブ左腕で今年が資格最終年のビリー・ワグナー氏(84.3%)、通算435本塁打&312盗塁のカルロス・ベルトラン氏(76.4%)。また、楽天でも活躍したアンドリュー・ジョーンズ氏は73.0%と徐々に数字を伸ばしている。(Full-Count編集部)