◇米国男子◇ザ・セントリー 事前(31日)◇プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)◇7596yd(パー73)シーズン開幕戦でテーラーメイドの2025年モデルとみられるクラブを発見した。コリン・モリカワらPGAツアー選手が、会場で昨…
◇米国男子◇ザ・セントリー 事前(31日)◇プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)◇7596yd(パー73)
シーズン開幕戦でテーラーメイドの2025年モデルとみられるクラブを発見した。コリン・モリカワらPGAツアー選手が、会場で昨年の「Qi10」に続く「Qi35」シリーズのドライバーとフェアウェイウッドのテストに勤しんでいる。
昨年12月、ゴルフルールを統括するR&Aと全米ゴルフ協会(USGA)の適合ドライバーヘッドリストには「Qi35」「Qi35 LS」「Qi35 MAX」の3機種が掲載された。ハワイの会場に持ち込まれたのは、12月の「グラント・ソーントン招待」で女子の世界ランキング1位、ネリー・コルダが握っていた「MAX」を除く2つ。「Qi35」とモリカワが使う「Qi35 LS」は黒いフェースにいずれもCARBON(カーボン)と記されている。
グレーの色味を帯びたソールには「Qi35」にウエートが1つ、「Qi35 LS」には2つ埋め込まれた。前作「Qi10 LSドライバー」までに採用されていた可動(スライド)式のウエートが姿を消したことになる。
開発者のひとりであるクリス・ロリンズ氏は「ウエートをスライドさせるレールを取り除いたことで、設計の自由度がひろがった。固定式のためソリッド感も高まった」と狙いを説明。「その上で従来通りウエートを取り替えることができるため、それぞれのゴルファーの好みに合わせた調整も可能。ミスの許容範囲が拡大し、安定感とコントロール性能を高める設計に成功した」と自信を口にした。
また、フェアウェイウッドはスタンダード仕様とみられる「Qi35」と、ソールのヒール側にTOUR(ツアー)と刻印された小ぶりのモデルがあった。「Qi35」はステンレススチール製でウエートは固定式。「Qi35 ツアー」はチタン製で、前作を踏襲したスライド式のウエートは取り外しが可能だ。プレートの両端に重量差があり、向きを反対にして装着することでバランスをさらに調整できるという。