重要な開幕戦に連敗を喫した法大。優勝に向けては負けられない。今カードの相手は慶大。岩見を中心とした強力打線を誇る。明大戦では自慢の投手陣が打ち込まれており、復活が必須となる。打線では毛利、舩曳などの2年生が好調なだけに中山などの中軸の奮起が必要となる。巻き返しに向けて法大ナインの真価が問われる慶大戦となる。

現役選手トップの本塁打数を誇る岩見(右)

宿敵、明大相手に2連敗を喫した法大。悲願の優勝へ向け再発進したい今カードは、慶大と対峙する。

ここで連敗を止めたい法大は、投手陣の再建が急務とされる。明大1回戦では、先発菅野秀哉(キャ3)がまさかの7失点。2回戦の先発長谷川裕也(経4)は、5回途中6失点で降板するなど先発投手が安定感を欠いた。熊谷拓也(キャ4)ら救援陣もこらえることができず、大量失点が敗戦につながった。対する慶大打線は、乱打戦となった東大3回戦を13得点で制し、現在波に乗っている。怪物スラッガー岩見雅紀や、今季打率6割の成績を誇る清水翔太を擁する強力打線を封じ込めることができるか。先発投手の復調と継投のタイミングがものを言うだろう。

 一方の慶大は、2年生左腕高橋佑樹の先発が予想される。東大1回戦では立ち上がりに失敗し東大に白星を献上するも、昨季は全カードで先発を務めるなどその実力は折り紙つき。法大打撃陣が苦手とする左腕をどう攻略していくかが鍵を握る。また、東大2回戦でリーグ戦初先発ながら完投勝利を収めた高橋亮吾や昨季開幕投手のルーキー関根智輝も控えている。投手陣を盛り立てる郡司裕也の好リードにも要注意だ。

「ここ一本がない」と青木久典監督が頭を抱える法大打撃陣。明大戦では精彩を欠き、投手陣を援護することができなかった。今カードではそれぞれが自分の役割を自覚し、つながりのある打線を形成したい。4番中山翔太(人3)のさらなる奮起もチームの勝利には不可欠だ。その中でも開幕スタメンを勝ち取りリーグ戦初出場を果たした毛利元哉(法2)や舩曳海(キャ2)の下級生がそろってリーグ戦初本塁打を放ったことは明るい材料である。

 開幕4連敗を喫した昨季。あの悪夢はもう繰り返さない。泥臭いプレーと勝利への執念で必ずや勝ち点を奪う。(下河辺果歩)