“反則王”がボクシングマッチでありえないバックブローを炸裂させたことで反則合戦に発展。制止するレフェリーにまで拳を振るう無法ぶりに会場からは大ブーイング。大荒れの喧嘩マッチにレフェリー6人が投入される前代未聞の事態となった。【映像】一体、何…
“反則王”がボクシングマッチでありえないバックブローを炸裂させたことで反則合戦に発展。制止するレフェリーにまで拳を振るう無法ぶりに会場からは大ブーイング。大荒れの喧嘩マッチにレフェリー6人が投入される前代未聞の事態となった。
2024年12月31日(火)にさいたまスーパーアリーナで「RIZIN DECADE」雷神番外地が開催され、安保瑠輝也とシナ・カリミアンが対戦。6ラウンドを戦い3−0で安保が勝利も、最終ラウンドは反則連発の大荒れの展開で幕を閉じた。
朝倉未来率いるBreakingDown選抜メンバーと、平本蓮率いるBLACK ROSE選抜メンバーによる対抗戦「雷神番外地」。3−3で迎えた大将戦は元K-1 王者同士の対決に。朝倉軍に安保、そして元ボクサー、ライアン・ガルシアの欠場により問題児カリミアンがまさかの平本軍としての参戦した。
“100キロ契約”という漢気を通り越し無理難題のカード。安保にとって身長差約20cm、体重差16kg以上のカリミアンとの対戦は明らかに不利な試合だ。ボクシング対策で腕を磨いてきた安保が、2ラウンド、3ラウンドと完璧なコンビネーションを見せるが体格差のあるカリミアンには全く効かない様子。
「カモン、カモン」と煽るカリミアン。4ラウンドにも連打を貰うが”効いてないよ”と手を広げ完全に舐めた態度で「もっともっと!」と貰いっぱなし。自らサンドバッグとなり耐久性をアピールするも肝心の自分のパンチが出て来ず空振り状態の完全に”口だけ大王”もはや「手数より口数」状態だ。
6ラウンド、ボクシングマッチでカリミアンがバックブローを放ち”反則王”が本性を現すと安保も反則のバックブローで応戦。一気にヒートアップしたカリミアンが割って入るレフェリーを殴る前代未聞の事態も。あまりの状況に控えのレフェリー6人で二人を制止する異常事態に発展する。
こうなると両者止まらない。安保に「減点1」注意が出て試合再開されると、カリミアンは再び禁止のバックブローで会場は大ブーイング。これで両選手に「減点1」。試合は手数で勝った安保の勝利となったが、観客の拍手は重量級のパンチ3発を被弾しながらも試合を成立させたレフェリーにのみ注がれていた。