K-1王者とブレイキングダウン王者のバチバチの接近戦は、両者ワンダウンを奪い合い、一進一退で迎えた残り15秒で劇的結末。パンチで真っ向勝負の中、空手仕込みの伝家の宝刀でBD戦士が”くの字”に折れて悶絶ダウン。見事な一撃で勝敗を決した。【画…
K-1王者とブレイキングダウン王者のバチバチの接近戦は、両者ワンダウンを奪い合い、一進一退で迎えた残り15秒で劇的結末。パンチで真っ向勝負の中、空手仕込みの伝家の宝刀でBD戦士が”くの字”に折れて悶絶ダウン。見事な一撃で勝敗を決した。
【画像】空手仕込みのヤバすぎる“一撃”で悶絶ダウン(複数カット)
2024年12月31日(火)にさいたまスーパーアリーナで「RIZIN DECADE」雷神番外地が開催され、YURAと朝久泰央が対戦。試合は残り15秒で元K-1王者が意地のダウン奪い取り判定勝利。独自の格闘技スタイル”朝久空手”の真髄を見せつけた。
朝倉未来率いるBreakingDown選抜メンバーと、平本蓮率いるBLACK ROSE選抜メンバーによる対抗戦「雷神番外地」。初代BreakingDownフェザー級王者のYURAに対して、平本は元K-1 WORLD GPライト級王者で空手がルーツにある朝久を送り込んだ。
序盤から強烈なローキックを軸に攻めた朝久は右のフックでスタンディングダウンを奪うが、YURAも朝久をグラつかせダウンを取り返す。ダウン合戦後も両者バチバチに打ち合ってラウンドを終える。
2ラウンドは前蹴りや打ち合いの距離でYURAが主導権を握る。YURAがスピードに慣れたかに見える展開。朝久が至近距離で連打を効かせるが、YURAも顔面に一撃を入れ朝久が鼻から出血するシーソーゲームのまま最終ラウンドへ。
3ラウンド、互いに譲らず足を止めて壮絶な打ち合い。朝久の多彩な蹴りに対しYURAはジャブを的確に当て、五分五分の展開が続く。YURAが有利に試合を進める最中、”BreakingDown選抜メンバー”朝倉未来が「(YURAが)蹴りを貰っているところが気になる」とコメント。朝久の蹴りへの警戒を強めていたが、この悪い予感が的中することとなる。
残り1分、朝久はパンチの連打でラッシュをみせると YURAは右のストレートで応戦。 さらに右左と打った際を狙い澄まし、朝久がボディへ強烈な三日月蹴りを突き刺す。パンチでの撃ち合いの隙間を狙った朝久の蹴りがボディへと突き刺さると、数秒間の間のあと時間差で YURAが“くの字”に折れ曲がり悶絶ダウン。
試合時間、残り15秒でのダウンが決定打となり3−0で判定勝ち。スローリプレイでは前へと出た YURAの腹にグサリと朝久の左足が突き刺さる衝撃シーン。パンチの撃ち合いの中、冷静に相手のガラ空きのボディを狙った朝久の技ありの勝利だった。