代理人のウルフ氏が明かす「ロースター枠を確約したチームはない」 ロッテからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手について、代理人を務めるジョエル・ウルフ氏が30日(日本時間31日)、オンライン会見に応じた。20球団…

代理人のウルフ氏が明かす「ロースター枠を確約したチームはない」

 ロッテからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手について、代理人を務めるジョエル・ウルフ氏が30日(日本時間31日)、オンライン会見に応じた。20球団が興味を示していると明かすなかで、「彼にロースター枠を確約したチームはない」と語り、開幕メジャーが約束されているわけではないと明かした。

 ウルフ氏は米メディアから、マイナーリーグでのピッチングを受け入れているのか問われると「いい質問だ。彼はマイナー契約を結ぶから、スプリングトレーニングで(40人枠の)チームに選出されることを願うだけだ。彼にロースター枠を確約したチームはない。なので、私たちは彼が春にいい活躍をすることを願うしかできることはない」。メジャー昇格を実力で勝ち取る方針を示した。

 佐々木について「MLB史上最強の投手の一人になりたいのだ。だから彼はここに来るのだ」と胸中を“代弁”した。

 この日、米メディア「サンディエゴ・トリビューン」の記者がパドレスと面談していたと伝えた。ウルフ氏は佐々木の獲得に向けて20球団が参加したことを明かしており、すでに大谷翔平&山本由伸両投手が所属するドジャースをはじめ、ヤンキース、メッツ、カブス、レンジャーズなど複数球団が面談したと報じられている。

 23歳の佐々木は現行の制度では、25歳未満の選手のためマイナー契約しか結ぶことができず、契約金も各球団に割り振られた国際ボーナスプールから捻出する必要があるため、資金力に劣る球団も獲得が可能。10日にロッテがポスティングシステムの申請が受理されたと発表されており、交渉期間は米東部時間10日午前8時(日本時間10日午後10時)~2025年1月23日午後5時(同24日午前7時)となっている。(Full-Count編集部)