中日からFA権を行使した福谷浩司、台湾リーグMVPの古林睿煬ら獲得 新庄剛志監督が4年目を迎える日本ハムは、3年連続でFA補強に成功した。中日から国内FA権を行使した福谷浩司投手を、宣言残留を認めていた中日、ヤクルトとの戦いを制して獲得。ほ…
中日からFA権を行使した福谷浩司、台湾リーグMVPの古林睿煬ら獲得
新庄剛志監督が4年目を迎える日本ハムは、3年連続でFA補強に成功した。中日から国内FA権を行使した福谷浩司投手を、宣言残留を認めていた中日、ヤクルトとの戦いを制して獲得。ほかにも主に投手補強に動いており、先発ローテーション争いが活性化しそうだ。
福谷は2014年に救援として72試合に登板して32ホールド11セーブで、2020年には先発として14試合で8勝を挙げた。先発、中継ぎ、抑えとすべての経験を持つ経験豊富な33歳だが、近年は先発経験が多い。
また前統一ライオンズの古林睿煬(グーリン・ルェヤン)投手も獲得。“火球男”と呼ばれる最速157キロの24歳は、2024年の台湾リーグで21試合に先発して10勝2敗、防御率1.66でMVPに輝いた。獲得の際には新庄監督が「とにかく、一目惚れ! 先発ローテーションに割って入って欲しいけど、ここは競争」などとコメントしていた。
先発陣を見てみると、14勝&勝率.737で“投手2冠”に輝いた伊藤大海投手、10勝を挙げた加藤貴之投手と山崎福也投手は当確だろう。さらに、指揮官はすでに金村尚真投手を2025年の開幕投手に指名している。残り2枠を巡り、福谷や古林らと争うのが、秋に侍ジャパンの一員として「プレミア12」に出場した北山亘基投手、残留が決まったドリュー・バーヘイゲン投手、2024年に1軍デビューして2勝した福島蓮投手らだろう。
5年目を迎える根本悠楓投手、2024年に8セーブを挙げるも先発に転向する柳川大晟投手、2021年ドラフト1位の達孝太投手、2023年ドラフト1位もルーキーイヤーは2登板で未勝利に終わった細野晴希投手ら活きのいい若手も多い。熾烈な争いが始まる。
そのほかの補強では、楽天を戦力外となった清宮虎多朗投手が育成契約で入団する。身長190センチの最速161キロ右腕だ。また現役ドラフトでソフトバンクから吉田賢吾捕手を獲得した。(Full-Count編集部)