支配下はドラ2左腕・森田以外の4人が1軍出場…巨人のルーキー1年目を振り返る 2024年に4年ぶりリーグ制覇を果たした巨人は、開幕戦で3選手が出場するなど新入団選手の力も大きかった。2023年ドラフトで支配下5人、育成7人が加…

支配下はドラ2左腕・森田以外の4人が1軍出場…巨人のルーキー1年目を振り返る

 2024年に4年ぶりリーグ制覇を果たした巨人は、開幕戦で3選手が出場するなど新入団選手の力も大きかった。2023年ドラフトで支配下5人、育成7人が加入したルーキーの1年目を振り返る。

 ドラフト1位で中大から入団した西舘勇陽投手は、3月29日の阪神との開幕戦で中継ぎ登板。1イニングを3者凡退に抑えて初登板でホールドをマークした。開幕から10試合連続無失点を続けるなど勝利の方程式の一角を担い、5月には初勝利、初セーブも記録。しかし6月に入ると調子を落とし、2軍調整も経験した。夏場には先発転向も、再び中継ぎに戻り、通算28登板(1先発)で1勝3敗1セーブ20ホールド、防御率3.82。2025年は1年通して安定した働きが求められる。

 Honda鈴鹿から2位で入った森田駿哉投手は、4月に左肘のクリーニング手術を受けた影響で1軍登板なし。リハビリを経て9月に2軍で3試合に登板した。経過は順調で、2年目こそ1軍で真価を発揮したい。

 日立製作所から3位入団の佐々木俊輔外野手は、オープン戦で打率4割とアピールして開幕1軍をゲット。開幕戦にスタメン出場して初安打初打点をマークした。レギュラー定着とはならなかったものの59試合に出場し、打率.231をマーク。愛称「ジョージ」も定着した。

 4位でNTT西日本から入団した泉口友汰内野手は開幕戦で途中出場。5月には初安打、初盗塁、6月にはプ本塁打を記録した。内野の全ポジションを守れるユーティリティさを含めた高い守備力を生かして66試合に出場、打率.201だった。打力を磨いて出場増をうかがう。

 日本生命から入団した5位の又木鉄平投手は6月に1軍初昇格し、3登板で0勝1敗、防御率6.10。2軍では20試合で5勝3敗、防御率2.07と安定だった。チーム力の底上げへ若い力の台頭は不可欠。2年目は1軍に完全定着してリーグ連覇に貢献できるか注目だ。(Full-Count編集部)