3回に主将で4番の山崎海和選手が先制タイムリー 全国の逸材小学生がプロ野球と同じユニホームを着用して戦う「NPB12球団ジュニアトーナメントKONAMI CUP2024~第20回記念大会~」は29日、東京・神宮球場で決勝戦が行われ、福岡ソフ…
3回に主将で4番の山崎海和選手が先制タイムリー
全国の逸材小学生がプロ野球と同じユニホームを着用して戦う「NPB12球団ジュニアトーナメントKONAMI CUP2024~第20回記念大会~」は29日、東京・神宮球場で決勝戦が行われ、福岡ソフトバンクホークスジュニアが2009年の第5回大会以来、15年ぶり2度目の優勝を果たした。同じく2度目の頂点を狙った北海道日本ハムファイターズジュニアを5-1で破った。
両チーム無得点で迎えた3回、ソフトバンクジュニアは1死二、三塁の好機に、主将で4番の山崎海和(かいと)選手(6年=大野リトルファイターズ)がセンター前へ適時打を放ち先制。続く5番で先発投手である平井秀虎(ひでと)選手(6年=無所属)も二塁強襲の適時内野安打。さらに敵失も絡んで、この回一挙5点を奪った。
前日(28日)の広島東洋カープジュニアとの準決勝では、正規の6イニング、タイブレークの2イニングを経ても1-1の同点という激戦を演じ、出場選手9人ずつによる抽選の結果、辛くも決勝に駒を進めていた。この日は投手陣が大量得点に守られて相手の反撃を1点に封じ、勝利が決まると、選手たちは人さし指を立てて「ナンバーワン」を示しながらマウンド上に集結した。大会MVPには決勝で先発を務め、タイムリー内野安打も放った平井くんが選ばれた。
就任6年目で自身初優勝となったソフトバンクジュニアの帆足和幸監督は、「本当に嬉しいです。就任1年目から日本一を目指してきて、6年目にして子どもたちが夢をかなえてくれました。ウチは守備からのチーム。今日もしっかり守ってくれて、そこから得点につながったと思います」と喜びを語った。
主将の山崎くんは「(優勝の瞬間は)うれし過ぎて、あまり覚えていません。(人生で)一番うれしいです。(ジュニアの活動は)野球する時も、野球以外でも楽しくできました」と充実した表情。帆足監督も、「守備でも、打撃でも、野球以外でも、常にチームを引っ張ってくれた」とキャプテンの働きを称えていた。(First-Pitch編集部)