12月28日、高校バスケの日本一を決める『SoftBank ウインターカップ2024 令和6年度 第77回全国高等学校バスケ…
12月28日、高校バスケの日本一を決める『SoftBank ウインターカップ2024 令和6年度 第77回全国高等学校バスケットボール選手権大会』の男子準決勝が東京体育館メインコートで行われ、福岡大学附属大濠高校(福岡県)が東山高校(京都府)を下し、2大会連続となる決勝進出を決めた。
第1クォーターは、福大大濠の渡邉伶音が攻守に躍動した一方で、東山はカンダ マビカ サロモンが開始早々にファウルトラブルに。それでも代わって入ったウェトゥ ブワシャ エノックが奮闘。福大大濠2点リードの15-13で最初の10分を終えた。
第2クォーターは立て続けに3ポイントを決めた福大大濠が一気に走る展開。世代別日本代表として活躍してきた髙田将吾が3ポイントを決めると、渡邉に代わって登場したサントス マノエル ハジメも連続スリーで加勢。福大大濠は3ポイントシュート8本中6本を決める大当たりで、17点差までリードを拡大した。
46-29で突入した第3クォーターも、開始3分で9-2の好スタートをきった福大大濠。東山のエース、瀬川琉久を封じる堅守で主導権を渡さず、同中盤以降も見竹怜のスティールからファストブレーク、渡邉の3ポイントなど、的を絞らせない多彩な攻撃で21-9と圧倒した。
29点差で迎えた第4クォーターは、追い上げたいインターハイ王者の東山が瀬川、佐藤凪、中村颯斗の“三銃士”を中心に果敢にアタックしたが、ベンチメンバーも奮闘する福大大濠のペースを崩しきれず。前回大会準優勝の福大大濠が最終スコア84-58で逃げきった。
福大大濠は、渡邉がチーム最多18得点を挙げ、12得点10リバウンドでダブルダブルをマークした髙田ら5選手が2桁得点をマーク。
対する東山は、瀬川がチーム最多13得点を挙げたものの、フィールドゴール成功率17.2パーセント(5/29本)と包囲網を破りきれず準決勝敗退。下級生の佐藤凪は12得点、中村颯斗は11得点で今大会から去ることになった。
これで、福大大濠はU18日清食品トップリーグに続く高校2冠に王手。明日29日12時から行われる決勝では、もう1試合の準決勝、福岡第一高校(福岡県)vs鳥取城北高校(鳥取県)の勝者と対戦する。
■試合結果
<東京体育館 カップヌードルコート>
東山 58-84 福岡大学附属大濠
東山|13|16| 9|20|=58
大濠|15|31|21|17|=84