まさかの出来事に世界から非難の声が挙がった(C)Getty Images“ボール強奪男”への怒りは収まっていない。 今季で自身3度目のワールドシリーズ(WS)制覇を果たしたドジャースのムーキー・ベッツは、1年間の出来事を振り返る米ビデオオン…

まさかの出来事に世界から非難の声が挙がった(C)Getty Images

“ボール強奪男”への怒りは収まっていない。

 今季で自身3度目のワールドシリーズ(WS)制覇を果たしたドジャースのムーキー・ベッツは、1年間の出来事を振り返る米ビデオオンデマンドサービス『Peacock』の特別番組「Back That Year Up 2024」に出演。現地時間10月29日のWS第4戦でヤンキースファンが起こした問題行動を回想し、素直な現在の心境を明かしている。

【動画】ヤンキースファンが暴挙!ベッツ捕球のボールを奪い取ろうと…

 球界に波紋を広げたのは、1回裏の事件だ。ヤンキースのグレイバー・トーレスが右邪飛を打ち上げ、右翼のベッツは、その打球をフェンス際で鮮やかにスーパーキャッチ。しかし次の瞬間、ヤンキースファンの男性がグラブからボールを奪い取ろうとする暴挙に……。結果的には、守備妨害で打者アウトが宣告され、観客に退場処分が下された。

 今回の番組内で、司会を務めるケビン・ハート氏、キーナン・トンプソン氏から「あのファンに言いたいことを言うチャンスだ」と振られたベッツ。これに32歳の名手は、「『くたばれ』と言いたい」と笑みを浮かべながら回答し、「ボールを奪いたいのはわかる。ただ、奴らは僕のを掴もうとしたんだ」と当時の状況を説明している。

 試合直後こそ、「あのプレーについてはどうでもいい」「自分もファンも大丈夫。すべて順調だ」などと平静を装っていたベッツだが、やはりグラブを掴まれる瞬間の苛立ちは大きかったようで、「奴らにボールをぶつけてやろうかと思った」ともコメント。その後、冷静に試合を続行しているが、心の中では相当な怒りをため込んでいたようだ。

 敵地ファンとのトラブルも乗り越え、最終的にチームを世界一に導いているベッツ。感情に流されず、3つ目のチャンピオンリングを掴んだその精神力は、流石としか言いようがない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】「あれはヤバかった」ヤ軍ファンの暴挙に本音爆発! ボール強奪騒動にベッツが怒り「人生で誰かを殴ってやりたいと思ったのは2回目だ」

【関連記事】T・ヘルナンデスは「いつ契約するんだ?」進展なくファンは“やきもき” ゲレロJr.らと施設でトレーニングに励む

【関連記事】T・ヘルナンデス移籍→鈴木誠也ら3人に“照準”か 再契約が難航でドジャースが「他の選択肢を検討」米報道