【ホープフルS／前日オッズ】単勝2.9倍以下は驚異の“勝率75.0％”　ピコチャンブラックには「0.1.1.13」の壁

JRAは27日、第41回ホープフルステークス（GI、芝2000m）の前日最終オッズを発表した。無敗でGI制覇を狙うキタサンブラック産駒クロワデュノール（牡2、栗東・斉藤崇史厩舎）が単勝2.1倍で1番人気、アイビーS2着でこちらもキタサンブラ…

JRAは27日、第41回ホープフルステークス（GI、芝2000m）の前日最終オッズを発表した。

無敗でGI制覇を狙うキタサンブラック産駒クロワデュノール（牡2、栗東・斉藤崇史厩舎）が単勝2.1倍で1番人気、アイビーS2着でこちらもキタサンブラック産駒のピコチャンブラック（牡2、美浦・上原佑紀厩舎）が単勝6.2倍で2番人気。

以下、マジックサンズ（牡2、栗東・須貝尚介厩舎）が単勝9.4倍で3番人気、ヤマニンブークリエ（牡2、栗東・松永幹夫厩舎）が単勝9.9倍で4番人気と、ここまでが10倍以下。

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■ヒモ荒れはいつ起こってもおかしくない

過去7年、単勝4.9倍以下が【6.1.1.3】。このうち関西馬が【5.1.0.1】勝率71.4％を記録する。また関西騎手または短期免許の外国人騎手が【4.0.1.1】で、全体的に関西優勢だ。単勝2.9倍以下は【3.0.0.1】勝率75.0％でもあり、クロワデュノールの大崩れは考えづらい。

単勝5.0～14.9倍は【0.5.2.17】と、勝ち星こそいまだゼロだが連対多数。このうち、ノーザンファーム生産馬が【0.4.1.4】連対率44.4％を記録。な圏外に敗れた4頭中3頭は掲示板内に善戦していた。【0.1.1.13】に該当してしまうピコチャンブラックやヤマニンブークリエよりもマジックサンズに安定感がありそう。

単勝15.0～39.9倍は【0.1.3.22】で、7回中3回において好走しており、残る4回のうち3回は掲示板に載っている。ヒモ荒れがいつ起こってもおかしくない状況だ。このうち、継続騎乗の際は【0.1.3.13】、さらに前走重賞以外なら【0.0.3.6】複勝率33.3％、複勝回収値162をマークする。キャリア1戦のアマキヒとジュタ、芙蓉S勝ちのジェットマグナムは妙味がありそうで、ヒモ荒れゾーンでケアしておきたい。

なお、単勝50.0倍以上の2桁人気馬は【1.0.1.38】。2022年勝ち馬ドゥラエレーデ（14人気90.6倍）と、23年3着のサンライズジパング（13人気128.7倍）が激走。2頭に共通するのは大手生産牧場生産（ノーザン・社台・追分）、前走OPクラス。バッグボーンがしっかりしていることと、OPクラスを経験している馬は穴の資格あり。今年は2桁人気でも単勝39.9倍以下が多く、超人気薄の激走は難しそうだ。

馬連は（6）クロワデュノール－（15）ピコチャンブラックが6.7倍、3連複は（6）クロワデュノール－（12）マジックサンズ－（15）ピコチャンブラックが16.4倍、3連単は（6）クロワデュノール→（15）ピコチャンブラック→（12）マジックサンズが43.8倍で1番人気。クロワデュノールが2着の3連単は（15）ピコチャンブラック→（6）クロワデュノール→（12）マジックサンズの組み合わせで119.4倍となっている。