世界最高峰の総合格闘技団体「UFC」で活躍する中村倫也が26日に公開されたYouTubeチャンネル「格闘キャスト」に出演。大晦日大会「RIZIN DECADE」で行われるフェザー級タイトルマッチ「鈴木千裕 vs. クレベル・コイケ」の勝敗予…

世界最高峰の総合格闘技団体「UFC」で活躍する中村倫也が26日に公開されたYouTubeチャンネル「格闘キャスト」に出演。

大晦日大会「RIZIN DECADE」で行われるフェザー級タイトルマッチ「鈴木千裕 vs. クレベル・コイケ」の勝敗予想を行った。

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■「あの寝技で王者になったのがすごい」

大晦日大会の第3部「Yogibo presents RIZIN.49」では、フェザー級、ライト級、フライ級の王座決定戦が行われる。

フェザー級タイトルマッチ「鈴木千裕 vs. クレベル・コイケ」は約1年半ぶりのリマッチ。前回は王者クレベルが400グラムの体重超過により王座剥奪となり、特別ルールのもと試合が行われた。試合はわずか179秒でクレベルが鈴木を葬るも、結果はノーコンテスト(無効試合)となった。

その後、鈴木はパトリシオ・ピットブル、ヴガール・ケラモフ、金原正徳と対戦。下馬評を覆し、3試合連続1ラウンドKO勝ちを収めている。今回の王座決定戦は、現王者・鈴木にとって防衛戦であり、リベンジマッチでもある。

中村は「鈴木千裕選手、行っちゃうんじゃないかな、KOで」と予想。「腹効かすのもあるんじゃないか」とボディへのパンチを効かせて「台風モードで飲み込む」と試合を読んだ。

また、前回のタイトルマッチでは「(試合前に)鈴木千裕選手が『行く』と言って、本番では行けなくて組まれてしまった。絶対にその反省がある」と選手目線で指摘。クレベル戦後の試合で、ベラトール王者のピットブルや、前同級王者のケラモフに果敢に飛び込み、1ラウンドで一発を効かせているだけに説得力がある。

しかし、クレベルの強さも異次元。中村は「(グラウンドに)一回捕まったら、そのワンチャンスでクレベルが取っちゃうと思う」「一回目のキャッチで(テイクダウンを)取れたら、それで終わっちゃう」と、クレベルはチャンスさえあれば一瞬で極めると予想。クレベルはRIZINでは11戦8勝2敗(1無効試合)で8勝すべてが一本勝ち。チョークや三角締めの印象が強いが、前回のフアン・アーチュレッタ戦ではヒールホールドを極めており、決定力と対応力、多彩な技術が際立っている。

中村は「(クレベルに)掴まれたら終わり。てか、あの寝技でチャンピオンになったのがすげぇ」と、並外れた勢いと破壊力を持つ現チャンピオンにリスペクト。「僕もそれ(クレベル予想が多いの)はめっちゃ分かるけど……」と、最後まで鈴木予想を貫いた。

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