12月27日、高校バスケの日本一を決める『SoftBank ウインターカップ2024 令和6年度 第77回全国高等学校バスケ…
12月27日、高校バスケの日本一を決める『SoftBank ウインターカップ2024 令和6年度 第77回全国高等学校バスケットボール選手権大会』の女子準決勝が東京体育館メインコートで行われ、高校3冠を目指す京都精華学園高校(京都府)が精華女子高校(福岡県)を下し決勝進出。ウインターカップ3連覇に王手をかけた。
第1クォーターは、初のベスト4入りを果たした精華女子ペース。身長189センチのアキンデーレ タイウォ イダヤットがファウルトラブルとなるも堅守で粘り、下川蒼乃、米森奈々心が立て続けに3ポイントを成功。絶対女王を相手に精華女子が27得点と堂々たる試合運びでリードした。
第2クォーターも精華女子ペースの立ち上がりだったが、京都精華学園は1年生の谷彩南がディープスリーを決めると、ユサフ ボランレ アイシャットが高さを生かしたプレーで得点を重ね、桃井優もバスケットカウント。同残り4分には京都精華学園が逆転し、44-43で折り返した。
第3クォーターも連覇を狙う京都精華学園が9-0のランで一気に突き放すかと思われたが、精華女子は下川が同残り6分にバスケットカウントで後半初得点を挙げ、U17女子日本代表に選出されていた清藤優衣の3ポイント、イダヤットの連続得点で猛追。離されかけては詰め寄る展開が続いた。
京都精華学園2点リードの59-57で迎えた勝負の第4クォーターも一進一退の展開が続き、同残り4分からは70-64のまま3分が経過。残り52秒に桃井がフリースローを決めて京都精華学園が一歩前に出ると、直後の40秒には精華女子も譲らず清藤が3ポイントを成功。3点差の残り4秒でフリースローを獲得した精華女子は、2本目を失敗した直後のリバウンド争いまで望みをつないだが、72-70でタイムアップ。京都精華学園が競り勝った。
京都精華学園はユサフが28得点17リバウンドでダブルダブルを達成し、桃井が16得点8リバウンド、3本の3ポイントを決めた橋本芽依が13得点を記録。精華女子はU17女子日本代表の清藤が5本の3ポイントを含む25得点、イダヤットと下川、中釜光来も2桁得点で続き粘ったが、あと一歩及ばなかった。
ウインターカップ3連覇、3年連続の夏冬連覇、U18日清食品トップリーグも含む2年連続の高校3冠がかかる京都精華学園は、これで4年連続のウインターカップ決勝進出。明日28日に行われる決勝戦では、もう1試合の準決勝、大阪薫英女学院高校(大阪府)vs慶誠高校(熊本県)の勝者と対戦する。
■試合結果
<東京体育館 カップヌードルコート>
京都精華学園 72-70 精華女子
京都精華|19|25|15|13|=72
精華女子|27|16|14|13|=70