NTTジャパンラグビー リーグワン 2024-25ディビジョン1 第2節(リーグ戦) カンファレンスA2024年12月28日(土)13:05 えがお健康スタジアム (熊本県)浦安D-Rocks vs…
NTTジャパンラグビー リーグワン 2024-25
ディビジョン1 第2節(リーグ戦) カンファレンスA
2024年12月28日(土)13:05 えがお健康スタジアム (熊本県)
浦安D-Rocks vs 静岡ブルーレヴズ
浦安D-Rocks(D1 カンファレンスA)
日野レッドドルフィンズから浦安D-Rocksへ。スクラムハーフの橋本法史選手
クラブ史上初のディビジョン1を戦う浦安D-Rocks(以下、浦安DR)は、三菱重工相模原ダイナボアーズとの開幕戦は逆転負けを喫してしまったが、つかんだ手ごたえもあった。初勝利を目指し、静岡ブルーレヴズとのホストゲーム開幕戦を熊本県のえがお健康スタジアムで戦う。
このゲームを誰よりも楽しみに待つ男がいる。熊本での開催を知ったときの感想を「うれしさと驚きの両方でした」と笑顔で明かすのは、橋本法史だ。高校まで熊本で生まれ育った橋本からすれば、故郷を飛び出してから初めての“凱旋試合”である。
「トップリーグ時代にエスコートキッズとして選手と入場した思い出もあるし、ラグビーの試合を観るとなればあのスタジアムだったので、そこで自分が試合をできるのはうれしいです。小学生のときのチームや母校の人たちが応援に来てくれるので、後輩たちの前でいいプレーをして、知っている人たちには成長した姿を見てもらいたいです」
その橋本は、今季から浦安DRにやってきた新加入選手である。昨季まで在籍していた日野レッドドルフィンズ(以下、日野RD)では絶対的なスクラムハーフとしてチームの中核を担っていたことを考えれば、今回の移籍の決断が簡単ではなかったことは容易に想像がつく。
「日野RDでは試合に出させてもらって、最後のほうはリーダーもやっていたので、移籍を簡単には決断できなかったです。ただ、チームが後押ししてくれたし、もっとうまくなりたい、目指しているところまで行きたいと考えたときに、お世話になった人たちや応援してくれた人たちの思いを背負って決断しました」
新天地での挑戦を決意したからには、迷いはない。ポジションを争うライバルは若きキャプテンの飯沼蓮と強力であるが、切磋琢磨しながら日々、成長を重ねている最中である。今節もリザーブからの出場となるが、自らの武器は分かっている。
「パスでゲームを作ることがすごく得意なので、そこを強みにしつつ、ほかの選手たちのいいところを学び、吸収しながらもっといい選手になっていきたいですね」
地元・熊本で行われる浦安DR初のD1ホストゲーム。”橋本法史“の名を知らしめるには、これ以上ない最高の舞台だ。
(須賀大輔)